仮想環境におけるストレージ
安定した高性能を実現
問題発生時に迅速解決するには?
「性能問題が発生し問題の特定や解決に時間をとった」Tintriが2022年仮想環境におけるストレージ課題について255人の方にお伺いしたアンケートにて3番目に多かった課題です。
仮想環境では様々なI/O特性を持ったアプリケーションが実行されており、常に新しいワークロードが追加され、データ保護も負荷となっているため、ストレージ性能が課題となることが多々あります。
また性能問題が起きた場合に一般的なストレージを利用していると原因の特定が厄介で、解決にも時間がかります。
回避・解決のポイントは、「VMレベルの自動最適化と可視化」です 。仮想環境のストレージの性能に関する課題と解決策を深掘りします。
1.仮想環境でのストレージの性能問題発生! オールフラッシュは解決策か?
仮想環境では、様々なI/O特性を持ったアプリケーションが統合されます。サイズが小さいもの(16KB未満)もあれば大きいもの(256KB)もあります。シーケンシャルアクセスによるスループット重視、ランダムアクセスでレイテンシ重視のものもあります。このような複雑なI/Oの挙動に加え、I/Oが集中することも想定されます。また新しいワークロードが追加されることも多く、さらにデータ保護もストレージに大きな負担となります。
このような状況下で、ある特定のVM・アプリケーションに負荷が増大し、ストレージのリソースを消費してしまった場合には全体の性能を引き下げてしまうリスクがあります。
性能問題を起こさないようにオールフラッシュストレージを利用するのも一案です。しかし、一般的なアーキテクチャのストレージでは、アプリケーションに合わせて最適化を図ることができない或いは最適化には非常に手間がかかるため、特定のアプリケーションが全体の性能を劣化させてしまうリスクは防げません。このような性能問題を回避するため、性能が足りなくなった場合の拡張に非常に手間と時間がかかるのため、オーバープロビジョニングする場合も多く、コスト増を招きます。
オールフラッシュストレージの性能を無駄なく使うためには、アプリケーション・VM単位に性能を自動最適化のできるストレージの利用をおすすめします。また全体リソースを無駄なく使い、必要になった時に簡単に増設できるように、増設に手間がかからないストレージを選択すべきです。
2.性能問題が発生すると原因特定が難しく解決に時間がかかる
様々なアプリケーションを実行している仮想環境で、性能問題が起きた場合、原因の特定が厄介です。仮想化、サーバー、ネットワーク、ストレージそれぞれのレイヤーでログを解析付き合わせていく必要があります。
ストレージに関しては、従来型のストレージではLUNやボリュームの単位でログとなってしまいます。オールフラッシュストレージでも、特定のVMがリソースを浪費し全体に悪影響を与えてしまう可能性は拭いきれませんが、万一問題が起きた場合には、LUNやボリュームという単位でのログでは問題の特定に非常に時間がかかってしまいます。
性能問題の解決には「見える化」が鍵となります。アプリケーション=VM単位で、ホスト(サーバー)、ネットワーク、ストレージのレイヤーのリアルタイムでのレイテンシを見える化をすることができれば、問題の特定を迅速に行うことができ、解決することができます。
3.VMレベルでの最適化と可視化ができるストレージによる解決
先述の通り、性能問題を回避し問題が起きた場合にも迅速解決を図るには、オールフラッシュ+ 「VMレベルの最適化と可視化」が重要です。
Tintri VMstoreは、仮想化のために設計されたオールフラッシュストレージで、専用のファイルシステムにVMを配置・VMware等とも連携し 「VMレベルの最適化と可視化」などVM単位の管理を提供しています。
最新モデルT7000は下記のような特徴的な機能で、手間と無駄なコストをかけずに常に最適な仮想環境を実現します。
- ・オールフラッシュNVMeストレージ、高性能
- ・アプリケーション=VM単位での性能の自動最適化(自動QoS)。無駄なく手間なく性能リソースを最大活用
- ・アプリケーション=VM単位で、ホスト、ネットワーク、ストレージのレイヤーのレイテンシをリアルタイムで可視化。問題解決を迅速に
- ・15分で導入・増設が可能。必要な時に追加可能でオーバープロビジョニングを回避
まとめて資料ダウンロード
仮想環境における従来ストレージの課題をどのようにTintriが解決するのか? なぜHCIでなくTintriか? ランサムウェア対策に有用か? 経済的なメリットは? など次の5つの資料で解説します。
- (1)サーバ仮想化ストレージガイド~サーバ仮想環境で従来ストレージと比較して解説
- (2)仮想デスクトップストレージガイド~VDI環境で従来ストレージと比較して解説
- (3)HCIからの移行事例(武田薬品工業様)
- (4)米大手リサーチ会社DCIGによるレポート:独自アーキテクチャがランサムウェアの被害を軽減
- (5)米大手リサーチ会社ESGによる検証レポート:Tintri自律的なストレージ運用の経済的メリット