VMware VVOL とTintri製品
Tintriの動向が注目されて
VMwareは本日、仮想化プラットフォーム「vSphere 6.0」を近々リリースすると発表しました。「vSphere」 向け仮想ボリューム技術(VVOL)の採用によってメジャーアップデートしています。これを受けてTintri by DDNでは、この発売が間近に迫ったvSphere 6.0とVVOL技術の双方をサポートします。最近、VVOL技術に基づくVM(仮想マシン)単位による仮想化の動向が注目され、企業用ストレージでの整合化や統合化の重要性について話題にする人が増えているようです。そんな、より多くの情報を得ようとしている人ほど、Tintriの動向に注目しています。
仮想ボリュームを知り尽くすTintri
なぜでしょうか?それは、VVOLのデザインパートナーとしてTintriがVMwareと協力関係にあることが理由の一つでしょう。でも、もっと大きな理由があると思っています。それは、Tintriが過去4年にわたり、VM単位で管理する企業用ストレージ製品を提供してきたからではないでしょうか。さらには、仮想化システムに注力してきたことから仮想ボリューム技術を知り尽くしているため、そのあらゆる利点を活用し、NFS上のvShpereをサポートできるからでしょう。今回の発表により、みなさんはご自身のデータセンターでVVOL技術をテストすることが可能ですが、その際には、次に挙げる4つの点にご留意をお願いします。
4つの留意点
- VVOL技術は、vMotion のような特長をvSphereに与えませんが、必須な実装機能であるAPIを搭載しています。どのような機能を実装するかが、VVOL技術の質を左右するということからすれば、Tintriは、VMの開発当初から構築に関わり、VVOL技術に関しても基礎段階から細部に至るまでを知り尽くしていますから、どうかご安心ください。
- これからはみなさんが考えられている以上に、VVOL技術が重要になってきます。ちなみに『Tintri VMstore T880』では、100万ものVVOL技術をサポートします。大げさに聞こえるかもしれませんが、「vSphere」で使用されるそれぞれのVMは、多くのVVOL技術で構成されるようになります。コンフィギュレーションデータ、仮想ディスクイメージ、メモリスワップ、スナップショットに使用されるVVOL技術もあります。仮に1,000台の仮想マシンをサポートするストレージアレイであれば、何万、何十万ものVVOL技術をサポートする必要があります。多くのベンダーは、世間で使われているVVOL技術の数だけサポートしなければならず、苦労されると思っています。
- 一般的なストレージベンダーでは、VVOL技術を旧来のLUNSやアーキテクチャーに申し訳程度に実装したり、あるいは単に「vSphere」にストレージを接続する手段としてVVOL技術を実装すると思われます。その結果、接続時はVM単位での管理のように見えるかもしれませんが、相変わらず騒音は発生しますし、パフォーマンスも不安定なまま、スケーラビリティーにも欠けることを実感するでしょう。
- VVOL技術を活用するには、「vSphere 6.0」バージョン以降が必要になります。すぐにでも「vSphere 6.0」にアップグレードしたいと考える方もいるかもしれませんが、またまたご安心を。Tintri by DDNでは、「vSphere 4.1」バージョン以降をお使いの方には仮想ボリュームのメリットを提供し、「vSphere 6.0」バージョンのユーザーの方には、VVOL技術の利点に加えてVM単位のレプリケーションや、実際のパフォーマンスメトリクスなどを提供しています。VM単位でのストレージの「PowerShell」と「REST」の自動化などの追加機能や、他のベンダーが提供できないメリットも提供しています。
追記:Tintri by DDNでは、VVOL技術に胸を躍らせています。VM単位によるアプローチの有用性が証明され、Tintri製ストレージの機能性を、より多くの方にお届けできるからです。VVOL技術が今すぐ、あるいは将来、どのタイミングで導入されるにしても、Tintriは、他の追随を許さない仮想ボリュームの実装を提供できると自負しています。ぜひ、Tintriの製品でVVOL技術の有益性をお確かめください。