VDIに関する豆知識
VDIを導入することによってセキュリティ強化とTCO削減
VDIとは仮想デスクトップインフラの略語になります。VDIを導入することによって企業や個人に多くのメリットをもたらしてくれるので、導入を考えて既に取り入れた企業も多くいます。メリットとして頻繁に取り上げられることが多い事柄は、セキュリティの強化とTCO削減です。この両者があるのでVDIが注目されているのです。まずはセキュリティ強化に関してです。セキュリティの強化は多くの企業で取り組みが行われています。個人レベルにおいても重要なデータを取り扱うことがありますが、特に企業においては顧客データや企業秘密などをパソコンで取り扱うことが多くなっているので、セキュリティに関して敏感になっている企業は多いのです。このセキュリティの強化においてもVDIを導入することで実現可能です。VDIを導入することによってサーバーの中にデータが集約されることになります。つまり、社員一人ひとりの端末の中にデータが保存されないので、情報漏えいなどのリスクを回避することが可能です。サーバーにデータを一括管理していないケースでは端末に個々のデータが蓄積されるので、悪意のある社員などが情報漏えいのために外部ディスクなどを用いて外部に情報を流される危険性があります。しかし、VDIを導入することによって外部に情報が流れてしまう危険性を大幅に削減することが可能です。情報漏えいだけでなく、データを一元管理することが可能です。個々のパソコンにデータが蓄積されることがなく、データは全てサーバー上に保存されるので、データを安全に管理することが可能です。そのため、社員のパソコンが故障した時でもデータはサーバー上にあるので、データの損失を回避することが可能です。その他にもセキュリティ対策においては個々の端末で行う必要がなく、サーバーに対策を行うことで一括にセキュリティの設定などを変えられます。そのため、セキュリティにおける設定や強化をする時でも一つの作業で全てを設定することが可能です。
続いてTCO削減に関してです。TCO削減を実現することによって管理などが容易になり、その余った時間を他の作業に費やすことが可能になるので、多くの企業ではセキュリティだけでなく、TCO削減の取り組みも行われています。このVDIを導入することによってTCO削減をすることも可能です。基本的に、バッチの適応やポリシー設定に関しては一括で管理することができるので、管理者の負担を軽減することが可能です。また、端末のハードウェアの故障リスクがVDIを導入することによって軽減されるので、障害対応をする必要がなくなり作業効率化を図ることができます。
VDIはワークスタイル変革(働き方改革)を実現
VDIを活用することによって従来では考えることができない働き方を実現できます。たとえば、現在でも働く場所は会社の方が多いのではないでしょうか。VDIを導入することによって柔軟な働き方が可能です。場所を選ばずに仕事を行うことができるので、サーバーにアクセスすることができれば自宅にいても会社にいても変わらず作業ができ、働く場所を自由に選択することが不可能ではないのです。また、業務の拘束を廃止、見直しをすることもできます。通常の会社では労働時間が決められており、その時間は会社に拘束されることになります。企業によっては残業などが多いところもあるので、残業などが発生した時は拘束時間も長時間になることもあります。しかし、これを導入することによって、拘束して業務をおこなう必要がないため、拘束時間の見直しや廃止することもできるのです。また、移動時間や出張の空き時間を活用して仕事をすることができる点です。作業負担が多い方は移動や出張先での空き時間も仕事をして負担を減らしたいと考えている方もいます。そのような余った時間にもお仕事をすることが可能なので、今までとは異なったお仕事のスタイルで働くことができるのです。
VDIを導入するためには
VDIを導入するために業者にお願いをしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。VDIのサービスを提供してくれるところは多く、また、業者によって機能性なども異なってくるので業者選びはとても重要です。業者を選ぶ際のポイントは二つあります。
- 初めての方でも利用しやすいシステムを導入してくれるかです。多くの方は初めて導入をすることになるので、導入後の設定などが複雑であったり、導入しづらいものは初心者の方では上手く利用できないこともあります。そのため、なるべくわかりやすいものを導入してくれるところを選択すると初心者の方でも快適に利用できます。
- サポート体制が充実しているかです。サポートやサービスの内容は業者によって異なるので、なるべくサービスやサポートが充実しているところを選択すると安心して導入することができます。