[テック・チューズデー] アプリのスケーリングでインフラの邪魔者を追い出す!

進展著しい仮想化

今や、物理サーバーを使うベアメタル型アプリケーションサーバーは、すでに過去のものと言えるでしょう。もう、ニッチの彼方です!規模の大小にかかわらず、すべての企業が仮想化を強く意識し、そのほとんどが仮想化の導入で70%以上の水準に達する勢いなのですから。マネージャーやベテランの技術者が仮想化を志向すればするほど、仮想化インフラ内が多くの必要不可欠なアプリケーションの最適な場所になっていきます。それなら、同じインフラを使うにしても、運用管理やアプリケーションのスケーリングを重視して設計されているインフラを使う方が良くないでしょうか?そこで、Tintriの出番です。

サーバーが多すぎて

僕の仕事の話をしましょう。Clint’s Cool 有限責任会社では、重要なサーバーグループとプロダクションサイトを設けています。今まさにあなたが経験しているように、僕のアプリケーションは揃いも揃って、テスト・開発、ステージング(本番前環境)、プロダクション、ウェブ、DB(データベース)、アプリケーションといった各種のサーバーが、 おっと、忘れちゃいけない、DR(ディザスタリカバリ)サーバーも必要としているのです。ふぅ・・・。一つのアプリケーションにサーバーが6つもですよ・・・。

旧来のストレージでは無理

でも、大丈夫。現状では、同じインフラでこのすべてを運用することはできないのですから。僕はレプリケートができるもう一つのサイトやコロケーション先を持っているから問題ないのですが、個々の仮想マシン(VM)を旧来のCMEやNappTap のストレージアレーで何とか運用管理しようなんて、とてもやりにくいのです!その状態では、僕でさえ、サーバーやアプリケーションを一緒にグループ化し始めることは不可能だったかもしれないし、マネジメントに至っては、極端に複雑になっていれば、マネジメント地獄の深みに陥ってしまったかもしれませんね。回避できたのは、Tintriのおかげでしょう(^-^)。

Tintriが集約管理を可能に

仕事で僕たちが配置したのは2台の『Tintri VMstore』ですが、1台目は本社のあるピッツバーグ、2台目はデトロイトに配置しました。そして、あるコロケーション先にレプリケートしてみました(レプリケート先は絶対に秘密。どこなのかは言えません)。『Tintri Global Center』(TGC)は優秀ですから、複数台の「VMstore」をこのプラットフォーム1台で集約管理できてしまうのです。これはすごい!『Tintri Global Center 2.0』は管理プラットフォームとして「デキる!」とは聞いていましたけれど、僕らのテンションは上がりっぱなしです。なぜなら、『TGC』は今までよりもずっと速いスピードで、変化を続ける市場に販路を築き、反応し、適応できるようにしてくれるからです!

ロケーション先を気にすることなく

今後は、どこがロケーション先かに関係なく、僕らはパフォーマンスの履歴を辿ることができ、これらのVMのサービスグループを運用できるようになるでしょう。どこにアプリケーションを設定してあったとしても、ひとつのネットワークオペレーションセンターからすべてを運用、モニタリングし、問題解決までできてしまいます。

VM対応ストレージだから

僕が保有するすべてのTintri製品をサービスグループでセットアップできるので、個々のアプリケーションの保護はとってもシンプルになりました!いや、違うな・・・。すべてのボリュームやLUNなどを保護する、おきまりのストレージとは違います。アプリケーションやVMに対応する精鋭ストレージ、と名付けましょう

すべての利点を引き出す

僕が使っているアプリケーションは、リカバリやテスト作業のためにロケーション間を移動し、すべてのポリシーと過去のVM単位、アプリケーション単位のメトリックによって計測・改善作業を続けます。これによって、『Tintri PowerShell Toolkit 1.5』内の「API」と「PowerShell CMDLET」が、『TGC 2.0』 と『Tintri OS 3.2』の利点のすべてを十分に引き出すのです。

アクセス制御の管理も容易

性能の評価を高めるその他の新しい特長としては、身元識別機能の「シングルサインオン」があります。グローバルセンターから「VMstore」の UI(ユーザーインターフェース)へ簡単に移動でき、しかも、元に戻るときにもう一度認証を取る必要はないのです。この他にも、『TGC』のサービスに対して行う「ロールベースアクセス制御」をサポートします。特別な管理者だけでなく、ストレージの管理者も、読み取り専用のユーザーでも、アクティブディレクトリもしくはLDAP(ライトウェイト・ディレクトリ・アクセス・プロトコル)のユーザーグループに属する形になっています。

『TGC2.0』がすべてをシームレスに

つまり『Tintri Global Center 2.0』は、体制や規模を問わず、すべての組織の業務に関連して要求されるアプリケーションをシームレスに提供できるというわけです。

クリント・ウィックオフ氏のこのブログは『Virtual Insanity』より転載許可を得ています。