OpenStackのための3つの選択肢とは?

OpenStackが注目されて

2、3年ほど前から、オープンソースの基盤構築ソフトウェア「OpenStack(オープンスタック)」が注目され、プライベートクラウドの分野で主要な運用システムとなってきました。ユーザーがクラウド環境に求める柔軟性やスケーラビリティ、迅速なプロビジョニングに応えているだけでなく、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の利用しやすさの点でも評価されているからでしょう。今やOpenStackは、ヴイエムウェアやレッドハットなどの大手企業をはじめとして、幅広い業界で採用されている注目ツールなのです。

そのメリットは

OpenStackを使うメリットは何だと思いますか?一つは、デベロッパーがインフラ基盤に頭を悩ませる心配はないということです。アプリケーションに必要なリソースを実際に使われているハードウェアから呼び出し、さらには、仮想マシンをサポートするためのリソースを素早くプロビジョニングしてしまうのですからね。デベロッパーにとっては、ストレージがどこに展開されたのかに気を取られることなく、アプリケーションのサポートだけに専念できてしまうのです。

いざ使うにも…

ところで、OpenStackのコンポーネントの一つに「Cinder(シンダー)」と呼ばれるブロックストレージサービスがありますが、皆さん、ご存知ですか?ウィキペディアのOpenStackのページを見ると、シンダーについては、次のような簡単な説明があります。「OpenStackでは、ブロックストレージデバイスのプールを仮想化するので、ストレージがどの場所で、どのタイプのデバイスに展開されるのかといった知識を特に必要としません。エンドユーザーは、これらのリソースの活用や呼び出しには、セルフサービスによるAPIで行えます」、と。

3つの選択肢

そうした際、デベロッパーと違い、皆さんのようなエンドユーザーがOpenStackを基礎としたデータセンターを運用する際には、ストレージの選択について、じっくりと考えなければならないのです。既にデータセンターでOpenStackを使っている方や、あるいは、これから使いたいと考えている皆さんにとって、現状のストレージの中からやみくもに選んでも、納得のいく結果は得られないでしょう。それでは、次のような3つの選択肢を考えてみましょうか。

1)従来型ストレージ

まずは一つ目の選択肢です。例えば最近、OpenStackを使っている組織の多くは、ベンダーから提供される従来型のストレージアレイをそのまま何の疑問もなく採用しているのではないでしょうか。従来型のストレージアレイでは、インフラ基盤に深くかかわるプロトコルに組み込まれているので、シンダーのボリュームとインスタンスで構成する状況と、ファイルシステムやツリー構造のキュー、LUNなどで構成する従来型ストレージの状況とを、定期的にマッピングしなければなりません。でも、仮想化を想定して作られたストレージでないと、パフォーマンスに問題がある場面では特にそうですが、作業効率が低下してしまいます。クラウドのレイヤーとインフラの違いがあまりに大きいと、トラブルの解消は非常に難しくなります。

2)インフラの自作

二つ目の選択肢は、オープンソースのソリューションを使って、独自にインフラを構築する方法です。この方法にしても、インフラに関して不安を解消できるものではなく、かえって問題をこじらせるだけになるかもしれません。この場合では、バグを取り除くために独自のプロセスを確立していないといけませんが、それはそれで難しく、皆さんのストレスが溜まる一方です。モニタリングや欠陥の対処、一覧性についても非常に脆弱なものになるでしょう。何よりも、オープンソースのストレージが引き起こす最大の問題点は、多くの企業にとって「不具合の際にどこにも、誰にも、頼れるものが何もない」ということなのです。

3)Tintriを使う

そして最後の選択肢は、Tintriを使うことです。仮想化環境に特化してデザインされているので、仮想マシンとクラウドインフラへのサポートが可能なため、従来型のストレージでは中心的存在である物理的プロトコルに関して、もう何も心配する必要はないのです。 では、実際に見て、試してもった方が早そうですね。Tintriをあまりよく知らないですって?それならぜホワイトペーパー(Tintriによるインフラストラクチャーの明瞭な見える化の実現)を読んでみてください。今後もOpenStackのシリーズ記事を投稿していきますよ。