インテリジェントデータセンターへの道のりは、インテリジェントなインフラストラクチャから

インテリジェントデータセンターへの道のりは、インテリジェントなインフラストラクチャから

~データセンターはかつてないほど複雑化している~

Tintriは、「仮想マシンのみに対応するストレージは、どのようなものであるべきか」というシンプルな問いから、製品開発の取り組みを始めました。

「ハイパーコンバージド」や「オールフラッシュ」も、妥当な答えの一つでだと思いますが、しかし結論を出す前に、まずは、弊社のITに対する基本的な取り組み、ミッションを、みなさんと共有したいと思います。

Tintriは、ビジネス・ニーズに対応するため、予測可能で信頼できるサービスを提供することをお客様に約束したいと考えています。そのためのテクノロジーの1つに仮想化がありますが、残念なことに、この仮想化テクノロジーは、ストレージに関しては逆効果をもたらします。その主な原因は、仮想マシンとLUNを同一視する誤った表現による、仮想マシンに関する認識のずれです。

パフォーマンス評価において予測可能性と信頼性を重視するお客様は、次の点を考慮してみてください。

・従来型のブロックやファイルストレージアレイにオールフラッシュを適用しても、必ずしも思い通りのパフォーマンスが改善されるとは限りません。

・仮想クラスタ内のノード全体に分散されたディスクをグループ化しても、せいぜいボックスからデータストアまでの時間が短縮されるだけです。

Tintriは、他のベンダーとは一線を画する、従来にないアプローチで、以下の4つの運用原理に基づいて製品を開発しています。

  1. ワークロードプロファイルや、その経時的変化とは関係なく、すべてのVMで低レイテンシーを実現する。
  2. ハードウェア障害が発生しても、パフォーマンスを維持する。
  3. パフォーマンスを妨げる事象が発生したら、インテリジェントなインフラストラクチャーにより、その原因を可視的に提供する。
  4. ユーザーは、ストレージドメインに関する専門知識がなくても、これらの便益を得ることができる。

Tintriは、他にない独自の主要機能によって、安定稼働と手間のかからない運用を提供し、ビジネスの求めるサービスレベルを実現します。

動的で予測可能なパフォーマンス(常時)

すべての仮想マシンの仮想ディスクにおける入出力 (I/O)をリアルタイムでプロファイリングし、その結果に応じたチューニングを各仮想マシンに施すことにより、低レイテンシーを実現します。

性能改善というと、オールフラッシュとNVMeで解決できると考えられる方は多いのないでしょうか。しかし、これは間違っていないにしても、すべてではありません。ストレージメディアは、ストレージにおける低レイテンシーを実現する複雑な仕組みを構成する要素の1つにすぎません。

レイテンシーは、CPU、メモリ、ネットワーク帯域幅といった、あらゆるリソースの影響を受けます。Tintriは、これらすべてのリソースを仮想マシン毎に管理することにより、すべての仮想ディスクが超高速ストレージメディアに等しくアクセスできるようにします。

その結果、各Tintriアプライアンスは、単一のデータストアとして消費されます。Tintriデータストアに格納されている仮想マシンはいずれも、使用されている最中に、必要なパフォーマンスデータをすべて受け取ります。未使用時にはパフォーマンスデータは生成されません。

信頼性

Tintriアプライアンスはいずれも、デュアルノードクラスタです。そのアクティブ/スタンバイ構成により、ソフトウェアのアップグレード中であっても、その影響がアプライアンス上で実行されている仮想マシンの動作に及ぶことはまったくありません。

可視性

Tintriアプライアンスは、お客様の仮想化環境にしっかりと組み込まれます。Virtualization Manager上に一連のAPIを呼び出すことによって、スタックレイテンシーの原因を確認し、ユーザーに示すことができます。

ユーザーは、複雑なデータ収集ジョブを実行したり、資料をあさったりしなくても、直感的な表示によって素早く有効な情報を得ることができます。

運用

Tintriアプライアンスは、お客様にとてつもなく大きな便益をもたらします。複雑なスプレッドシートから苦労してデータを抽出する、時間と費用がかさむプロフェッショナルサービスを利用する、その労力や費用を差し引くと皆無に等しくなることを、Tintriは理解しています。

Tintriアプライアンスでは、プロフェッショナルサービスなどに依頼する必要はなく、設置後にすぐに利用を始めることができます。

2008年の創業以来、弊社のアプローチは、お客様の運用経験を改善してきました。それは2020年以降も続いていくと考えています。

データセンターがAIOpsなどのインテリジェンス駆動型フレームワークの実現に向けて突き進んでいる中、Tintriは、お客様に提供することができる価値をさらに高めるために取り組んでいきます。