2017 年の 3 大トレンドをTintriが予測します
Tintriが予測する 2017 年の 3 大トレンド
Tintriが予測する 2017 年の 3 大技術トレンドは次のとおりです。
- キー ポイント
- ワークロードの仮想化が難しい場合、コンテナーとベア メタルの組み合わせがメインで使用されるようになる
- 完全な自立型インフラストラクチャへと進化し、データセンターのハードウェアを積極的に管理しなくて済むようになる
- インフラストラクチャのサイロ全体で予測分析が行われ、データセンターのアクティビティをさらに詳しく把握できるようになる
2017年はTintriにとって非常にエキサイティングな年になります。もちろん、私たちだけでなく、お客様やパートナー様にとっても同様です。Tintriは今年も引き続き、エンタープライズ クラウド プラットフォームのイノベーションを積極的に推し進め、パブリック クラウドが持つ敏捷性をオンプレミス インフラストラクチャでも活かせるよう製品を強化し、お客様のビジネスを成功に導く制御性とインサイトを提供します。
次にご紹介するのは、Tintriが予測する 2017 年の 3 大トレンドです。この記事の内容を 1 年を通して心の隅に置いておいてください。そうすれば、Tintriがどんな取り組みによってこの予測をリアルにしようとしているのかおわかりいただけると思います。
1. コンテナーの利用で物理ワークロードが復活
最新の仮想化技術によるパフォーマンスを必要としつつも、わずかなレイテンシという代償さえも払いたくないという企業では、再び物理ワークロードの導入に舵を切っています。しかし、これまでと違うのがコンテナーの使用です。コンテナーを使用すると、リアルタイムのトランザクション ワークロードにベア メタルのパフォーマンスとハードウェアへのアクセスが可能になるだけでなく、仮想マシン (VM) の抽象化と移植性というメリットが得られます。物理マシン上のコンテナーであればパフォーマンスとレイテンシが重視され、仮想化が難しいワークロードの問題を解決できます。また、コンテナーは軽量で一時的なものであるため、最新のクラウド ネイティブなワークロードにも最適です。
2. 自律型システムが普及
データセンター管理を進んでやりたいと思っている企業はありません。実際それは不可能ですし、そもそもデジタル市場で求められるスピードと規模についていくには無理があります。今年は、企業が部分的に自動化された (または自動化していない) 従来のアーキテクチャから脱却し、仮想化ワークロードやクラウド ワークロード向けに構築されたインテリジェントなインフラストラクチャを探し求める年になります。そのインフラストラクチャは、自律性に優れたものである必要があります。ワークロードの実行期間が 3 年でも 3 秒でも関係なくサービス レベルや高パフォーマンスを保証し、ポリシー ベースを管理できるものである必要があります。
3. 分析機能が進化
企業は何年にもわたって、データセンターで生成されたすべてのデータから最大限に価値を引き出そうと試行錯誤を重ねてきました。サードパーティ製のソフトウェアは利用しにくく、いくつかのサイロを解消するのにしか役立たないことも多いため、インフラストラクチャ内に散らばるインサイトを十分に掘り出すことができません。しかし、今日では企業のデータ品質も向上し、各仮想マシンの動作を詳しく把握できるようにもなりました。何より、分析機能が強化されています。
2017年、インフラストラクチャのプロバイダーは予測分析をさらに進化させ、よりスマートな方法で過去の動作を基に将来を予測できるようにしようとしています。分析はサイロ全体を対象に行われ、コンピューティングとストレージの両方を監視するため、データセンター全体をより詳しく把握できるようになるのです。