業界初の「タイムトラベルVMリカバリー」機能 テスト・開発の高速化や利便性の高いデータ保護を実現 -2-

タイムトラベルVMリカバリー”機能による復旧の迅速化

Tintri SyncVMの特長としては、次の五つが挙げられる。
(1)業界初のVM単位のデータ同期により、数時間から数日間かかっていた単数または複数のVMやvDiskの更新を、サイズにかかわらず数分で行うことが可能。
(2)本番データのコピーからVM単位で高速にデータを更新するため、アプリケーション開発を迅速化できる。またVMの再構成は不要。
(3)タイムトラベルのようにVMのポイントインタイムバージョンを自由に選択し、瞬時に効率的に復旧することが可能。
(4)時点を前後に移動して選択する場合でもVMのスナップショットとパフォーマンス履歴を保持。
(5)ユーザーインターフェース上で数回クリックするだけで復旧または同期が完了。PowerShellおよびREST(*7)APIを使用して自動化することも可能。

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Tintri SyncVMを使用することによって、例えばITチームとDevOpsチームはコピーデータの管理と復旧の課題にきわめて迅速かつ効率的な方法で対処できるようになる。そして従来のアプローチにつきものだった運用上のオーバーヘッドやストレージ消費を低減することができる。また、ITオペレーターは必要に応じてVMのポイントインタイムバージョン間をタイムトラベルのように前後に移動して選択することができる。

なお、今回のTintri OS 3.2の目玉となる機能であるタイムトラベルVMリカバリーをはじめとしたTintri SyncVMについては、まだまださまざまな使い方ができるポテンシャルを秘めている。この点についてティントリは、今後もユーザーからのアイデアも取り入れ、さらに発展させていくことを狙っているという。

VM単位での効率的なデータレプリケーションとリモートクローン作成

Tintri OSでは、データレプリケーションソフトウェアとして「Tintri ReplicateVM」を用意している。シームレスなVMの利用とライフサイクル管理を行うTintri ReplicateVMは、VM単位での効率的なデータレプリケーションとリモートクローン作成を実現することができる。以下、このTintri ReplicateVMの機能について解説する。

従来のLUNやボリュームベースでのレプリケーション技術は、もともと物理環境のために設計されているため、ミッションクリティカルなアプリケーションの仮想化運用を阻害する形になっていた。また、従来型のストレージでは、大規模な仮想環境においてデータ保護に必要なシンプルさや移動性、拡張性、柔軟性、そしてパフォーマンスに欠ける面があった。

これに対し、ティントリのスマートストレージでは、VM単位で管理を行うため、従来のレプリケーション技術によって引き起こされる課題を、シンプルかつ高いWAN効率、そして高いパフォーマンスを実現するレプリケーションで解決することができる。

Tintri ReplicateVMは、仮想環境における企業データの保護や、災害復旧(DR)対応を根本的に簡素化することができる。VM1台ごとのレベルで動作を制御しているため、ポリシーのカスタマイズによるきめ細やかなアプローチを可能とし、個々のVMレプリケーションやリモートでのクローン作成により、VMレベルの俊敏性を確保している。

さらに、Tintri ReplicateVMはインテリジェントな重複排除や圧縮機能、そしてVM単位での粒度を組み合わせることで、最大95%のWAN帯域幅を削減でき、なおかつ高いパフォーマンスのデータ転送を実現している【図3-4】。

Tintri ReplicateVMによるデータ保護と災害対策
【図3-4】Tintri ReplicateVMによるデータ保護と災害対策

アプリケーションの目標復旧時点(RPO)を1分に短縮

このように、Tintri OSのレプリケーションではVM単位での災害対策を実施することができる。Tintri ReplicateVMを利用することで、チェックボックスをオンにすることで簡単にVMのレプリケーションを有効化できる。また、マウスを数回クリックするだけで、ローカルコピーと同じように簡単にレプリケーションコピーからの復元を実行することができる。

さらに、Tintri OS 3.2に対応したTintri ReplicateVMでは、ミッションクリティカルなアプリケーションの目標復旧時点(RPO)を最短で1分にすることが可能になった。つまり、TintriReplicateVMによって別筐体のスマートストレージにデータを1分間隔で複製することができるようになる。

これはミッションクリティカルな業務を行うVMにおいて、できるだけ直前の状態に復旧することができるようになったことを意味する。まさにティントリだからこそ実現できる災害対策の先進機能として、今後多くのユーザーへの導入が期待されている。

また、VMwareのデータリカバリーソフトウェア「VMware Site Recovery Manager(SRM)」とネイティブに統合されるため、ティントリのシンプルかつ効率的なVM単位のレプリケーションをSRM でも実行することができる【図3-5】【図3-6】。

VMware Site Recovery ManagerとTintri ReplicateVMの組み合わせ
【図3-5】VMware Site Recovery ManagerとTintri ReplicateVMの組み合わせ
開発・テストの際のレプリケーションの仕組み
【図3-6】開発・テストの際のレプリケーションの仕組み

さらに、ティントリの「Storage ReplicationAdapter(SRA)」を使用することで、管理者はリカバリー計画を数分間で設定・実行し、サイトのフェールオーバー、計画された移行、フェールバックなどのワークフローを自動化することができる。加えて、本番インフラストラクチャを停止することなく、隔離されたインフラストラクチャでDRテストを実行することもできるようになっている。

なお、Tintri ReplicateVMは保存データを暗号化する「Tintri SecureVM」と連携させることもでき、暗号化によるデータ保護も実現している【図3-7】

暗号化されたTintri VMstoreと暗号化されていないTintri Vmstoreの間のレプリケーション
【図3-7】暗号化されたTintri VMstoreと暗号化されていないTintri Vmstoreの間のレプリケーション

下記に「仮想化環境に最適な Tintri OS 3.2」について資料をまとめた。インフラご担当者など、ご興味のある方は是非一読いただければと思う。

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ティントリ第一章の集大成

注釈〉
(*1)LUN(Logical Unit Number):複数のドライブを持つ装置に個別にアクセスできるようにするための論理的な識別番号。
(*2)ボリューム:ストレージ記憶領域ひとかたまりの単位。
(*3)QoS (Quality of Service):アプリケーションの要求するパフォーマンスを、いかに満足できるように提供(サービス)できるかの尺度、およびそれを実現する技術・機能。
(*4)IOPS(Input Output Per Second):記憶装置の性能指標の一つで、1秒間に読み込み・書き込みできる回数のこと。
(*5)レイテンシー:データを要求してから、そのデータが返ってくるまでにかかる遅延時間のこと。
(*6)クローニング:データや設定情報を含め、全く同じ情報を複製すること。
(*7)REST(Representational State Transfer):HTTPを使って特定のURLにアクセスすることで、XMLベースで記述されたデータを得ることができるWebインターフェースの一種のこと。

※本ページは、『マイナビニュース』へ掲載された記事広告を転載しています。

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