Tintri by DDNとしてさらなる製品強化、ロードマップ、さらにインテリジェントに

Tintri by DDNとしてさらなる製品強化、ロードマップ、さらにインテリジェントに

Tintri by DDNがスタートしてから1年半。この1年半を振り返るとともに、さらに、ロードマップを含め製品強化の方向性をご紹介したいと思う。

Tintri by DDN スタート

Tintriは、2018年9月4日、データダイレクト・ネットワークス(以下、DDN)に買収されTintri by DDNとして新たなスタートを切った。DDNは、プライベートカンパニーとしては、世界最大のストレージベンダーであり、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の分野で圧倒的なシェアを持っている。DDNからの投資や技術サポートを得て、Tintriは買収直後から黒字化に成功し、3四半期連続してビジネスを大幅に伸ばしている。

Tintriは、VMwareがサーバー仮想化で実現した効率性、拡張性、運用管理の容易さなどと同様の価値をストレージにおいても実現するために、仮想化専用にゼロからTintri VMstoreを設計した。Tintriは、LUNなどの管理からストレージ管理者を解放するとともに、さらに、仮想マシン単位で性能監視するなど、他のない価値を実現してきた(このような仮想マシン単位で管理できる機能については、本連載の第1回から第10回で解説している)。そして、Tinri by DDNとして、技術体制も強化しさらに、仮想化とクラウド基盤のためのストレージというユニークな価値をさらに強化している。

サポート体制とエンジニアリングを強化

Tintri by DDNとして、最初に着手したのが、サポート体制の立て直しと強化だ。というのも、DDN共同創業者兼社長 Paul Blochが、「20年以上ストレージ業界に居て、Tintriの顧客からの驚くほど肯定的な評価は、これまで見たことがないものです。私たちは、Tintriほどの素晴らしいものは、何があっても顧客のために維持されなければならないと考えました。」と語っているように、Tintriを支えてくれた多くのお客様にご満足いただけるサポートを提供することが第一だったのだ。そして、もう一つ同時に着手したのが、エンジニアリングの強化である。DDNのもう一人の創業者でCEOである Alex Bouzariは、「Tintriは、仮想化環境やデータベースに対する予測的で効率的で直感的な洞察を提供することで、最高の分析を提供します。これらの機能と、DDNのAI、テクニカルコンピューティング、エンタープライズ市場の大規模環境における圧倒的な性能、効率性、統合性を組み合わせることは、顧客にとって非常に効果的です。」と述べている。Tintri by DDNは、Tintriの先進的なストレージソリューションを強化するとともに、さらに高いレベルのサービスを提供しているのだ。

Tintri Global Center 4.0とTintri OS 4.4リリース

Tintri by DDNは、2018年末に、Tintri Global Center 4.0と、Tintri OS 4.4をリリースした。以前からお客様よりご要望をいただいていた、サービスグループへの容量制限設定(Tintri OS4.4)や、Tintri Global Center からVMスナップショットが見える化するなどのエンハンスを行った。

このリリースの目玉は、仮想マシンの移動を簡単に実現する、Tintri VM Migration ・データマイグレーションのオフロード機能だ。筐体をまたいで仮想マシンが容易に移動できるという、他社にはできない仮想マシン単位での操作がまた一つ増えたのだ。これによって、サーバーリソースに負荷をかけずにTintri間で仮想マシンを移動させ、ストレージの性能・容量の最適化を測ることができる。Tintri VM Migrationについては、どのような機能なのか仕組みも含めて次回以降で詳しく紹介していく。

Tintri VM Migration
【図4-1】Tintri VM Migration

6つの柱からなる新たなロードマップを発表

Tintriは、6つの柱からなる新たなロードマップを発表し、次の進化への方向性を示した。
「Analytics」仮想マシンがどのようにストレージを使っているか分析しそこからインサイトと自動化を提供
「Data Aware」Tintriがワークロードを把握、運用効率を最適化
「Planning」”カン”と経験ではなく、分析と予測に基づくデータセンター設計
「PlatformとPerformance」強力な最新プラットフォーム
「Security」デジタルデータの厳重な保護
「UI」複雑な環境を使いやすいUIで可視化

Tintriロードマップ
【図4-2】Tintriロードマップ

データセンターは、かつてないほど複雑化しており、インテリジェントで自動化されたインフラストラクチャが求められている。そのため、AIOpsなどのインテリジェンス駆動型フレームワークの実現に向けてTintriは、お客様に提供することができる価値をさらに高めるために取り組んでる。今後も、TintriOS、Tintri Global Center, AnalyticsなどTintriがお客様へ提供する先進機能をさらに紹介していきたい。

※本ページは、『マイナビニュース』へ掲載された記事広告を転載しています。


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