Tintri、Cinder driverによるOpenStackのサポートを開始 Cinderボリューム単位でのパフォーマンスの見える化を実現

~1つのストレージ筐体で、VMware、Hyper-VなどのハイパーバイザーとOpenStackを混在して、見える化を一元管理することが可能~

tintri_pr_20151022.pdf

2015年10月22日

仮想化ならびにクラウド環境のスマートストレージを提供するティントリジャパン合同会社(略称:Tintri)は、仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore(Tintri ヴイエムストア)」にて、Cinder driverによるOpenStackのサポートを開始しました。これにより、Cinderボリュームにおいて、サーバー / ネットワーク / ストレージの稼働状況を見える化し、ボトルネックを瞬時に特定することが可能となりました。

Tintri OpenStackサポートのアーキテクチャー
Tintri OpenStackサポートのアーキテクチャー

Tintriは独自のアーキテクチャーで、仮想マシン(VM)単位でデータレーンを確保し、それぞれのアプリケーションのI/Oを最適化することで、常にシステム全体を安定稼働させることができますが、今回の発表により、既存のハイパーバイザー環境にCinderボリュームを追加し、同じ管理コンソールで複数のハイパーバイザーも合わせて一元的に管理することが可能となります。

複数のハイパーバイザーとOpenStack混在環境での管理の一元化
複数のハイパーバイザーとOpenStack混在環境での管理の一元化

OpenStack環境で専用ストレージを導入するのは、コスト的に難しい状況が多くありますが、既にTintriを仮想環境でご利用のお客様であれば、ストレージ筐体内で未使用の領域をOpenStack向けに利用することが可能です。Tintriであれば、1つのストレージ筐体で、VMware、Microsoft Hyper-V、Red Hat Enterprise Virtualizationに加えてOpenStack Cinderの複雑な混在環境であっても、Tintriのわかりやすいユーザー インターフェースにてVM単位での稼働状況のリアルタイム解析を行うことができます。

今回発表するOpenStackサポートの環境は以下のとおりです。

Tintri OS 4.0以上
NFSサポート Nova、Cinder、GlanceにおいてNFSドライバーをサポート
見える化の粒度 Cinder VMならびにCinderボリューム単位
サポート
ディストリビューション
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform (RHEL-OSP) 6.0
VMware Integrated OpenStack (VIO) 1.0
Tintri Cinder driverの機能 クローニング、スナップショット、プロビジョニング

販売ならびに提供について

OpenStackサポートはTintri OSの機能に含まれており、Tintri VMstoreをお使いであれば無償で提供されます。

Tintri について

Tintri は、米国Tintri Inc.の日本法人として、2012年に設立されました。米国Tintri by DDNは、仮想化環境を監視、把握、適応できるスマートストレージを提供するストレージ・ベンダー企業です。同社のスマートストレージを導入することで、IT部門のストレージ管理負担を劇的に軽減し、仮想化されたアプリケーションでのサービスに集中できるようになります。

アプリケーションに最適化されたTintri スマートストレージは、仮想マシン単位での可視化、制御、洞察、即時適応を提供し、ストレージの複雑な設計やトラブルシューティングから解放されます。Tintri スマートストレージは、ビジネスクリティカル データベース、エンタープライズアプリケーション、デスクトップやモバイル アプリケーション、プライベート クラウドといった数百から数千台の仮想マシンを快適に稼働させることができます。

Tintri製品は、AMD、F5ネットワークス、GE、NTT、ミラークアーズ、タイムワーナーなどのグローバル企業での仮想化やプライベートクラウド環境で利用されています。
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