TintriとvRealizeで、仮想化運用をスムーズに!

VirtualInsanity blog より許可を得て転載しています。

はじめに

モニタリング、解析、予測分析……。これらすべては、世界中にあるITショップが成功するための必要な要素なのです!IT環境もビジネスでも、フル稼働が求められ、さらに前進し続けている状況では、ITポートフォリオを構成するすべての要素が健全な状態にあることが絶対不可欠でしょう。今日のマーケットにはさまざまな運用フレームワークの解決策が存在していますが、その多くは、ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)が基となっています。そのITILの成功事例による後押しがあるからこそ、運用チームの皆さんがタイムリーに問題に対処し、解決までの時間を短くすることができるのです。ITILのサービスサポート管理では、インシデントや問題、変化、リリースなどの管理プロセスを重視していますが、今回の私のブログでは、仮想インフラを取り巻く解析やヒューリスティックの観点から書いていきます。

さまざまな組織が『仮想化の初期段階』にあり、すべての仮想化に向け、長い道のりを歩み始めています。実際、いつも仕事で訪れているお店のほとんどが、90%以上の仮想化!などと謳っています。VMwareがハイパーバイザー(仮想化技術)の分野でマーケットリーダーであることは明らかなのですから、これらのお店がこのようなVMware製品を選ぶのは当然でしょう。あ、いいえ。VMware製品とは、ゲスト仮想マシン(VM)にインストールをするという意味ではありません。(^_-)☆
ところで最近、VMwareは、vCenter Operations Manager(vCOps)の製品名をvRealize OperationsManager(vROps)に変えています。

TintriとvRealize OperationsManagerの組み合わせで

Tintriの中でわれわれは、従来のストレージが仮想インフラに与える問題の除去について、注力しています。従来のLUN単位やボリュームレベルから、個別のVM単位へ管理を移行させたことで、今やTintriは、バーチャルワークロードを効率的かつ確実に稼働させる“スタンダード”となりました。この地位を確立したことでTintriは、あらゆる場面での豊かな可視化やvRopsへの深い洞察を引き出す力を得たのです。これはまた、仮想化インフラについてTintriが持つすべての知識を、顧客の主要なアナリシスエンジンでも共有するということなのです!!と言うことは、パフォーマンス上の問題で特定のVMとワークロードを関連づけ、問題の原因を特定し、リソース不足に陥る可能性と時期が予測できるということでもあります。既にTintriをご利用頂いている皆さんなら、vROps対応『Tintri・マネジメントパック』を完全無償でご提供します!vROps 5.8のアドバンスエディションと、1台の『Tintri VMstore』さえあれば、準備は完了です!このマネジメントパックでインターフェースの『Tintri REST API』 を使うには、OSで「 3.1.」バージョン以上が必要になりますが、いつものTintriのタスクのように、こんなに簡単です。(^-^)

それではテクノロジーと機能を詳しく見てみましょう。

VMwareの vROpsに対応する『Tintri Management Pack』ならば、Tintri製品のインフラの状態を俯瞰(ふかん)し、健全性や全体効率性の状況を的確に見定めることができます。また、VMwareのユーザー・インターフェースやTintriのグローバルセンターに蓄積されたTintriが保有する多くの同様な情報すべてを、パッと見でvROpsにて確認できるのです。特に胸が高鳴ったのは、すべてのTintri製品の現状のパフォーマンスを実現する性能と、VMごとの認証の取得がvROpsの保存ポリシーの設定によって可能になったということです。それぞれの環境で毎日欠かさず保存されているのを見てきましたので、1年前にさかのぼって、自分のVMのパフォーマンスがどうだったかを、はっきりと確認できるのです。想像してみてください。「昨年の休暇シーズンのピークはどうだったか?」という質問に答えなければならないとしたら。再びvROpsの解析エンジンに焦点を当てて・・・今度は正確で十分な指針に基づいた意思決定ができるようになります。

それでは、テクノロジーと機能を詳しく見てみましょう。

vROpsのツールセットを活用するもうひとつの要素は、ユニークなバッジ表示です。操作に慣れていない場合でも、個々のvSphereオブジェクトの状態をこのバッジ表示によってすぐに確認できます。(良好)、(警告)、(停止寸前!)といった具合にオブジェクトの健全性の各段階で評価するのです。Tintri MPでは、健全性、ワークロード、容量の情報が得られます。

  1. 健全性

    A. VMstore と、VMごとのパフォーマンスの分離と可視化
    i. 健全性は以下で評価される。
    a. レイテンシ
    b. フラッシュミス

  2. ワークロード

    A. VMstoreとvROpsのワークロードバッジを用いた、VMごとのワークロードの可視化
    i. ワークロードは以下で評価される。
    a. パフォーマンスリザーブ(VMstore)
    b. スループットとIOPS(VMごと)

  3. 容量

    A. VMstore のvROps容量バッジを用いた、容量の可視化
    i. VMごとの容量は表示されない。
    ii. 容量スコアは以下で評価される。
    a. 使用されたスペース(VMstore)

どうすればこんなにクールに処理できるか?

  1. まず、Tintriのサポートページ(Support.Tintri.com)にログイン
  2. Downloads(ダウンロード)をクリック
  3. vRealize Operations Management Pack(vR Ops)を選択
    A. vAppを利用 リナックス ウインドウズ と表示される
  4. マネジメントパックをインストール
  5. アダプター(Admin -> Support) を見つける
  6. アダプターインスタンスの作成 – 手元のVMstoreログイン認証情報を使用
  7. おしまい!

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