仮想化系のエコシステムを活用して、更に使いやすく!
最近、Tintriの古くからいる社員である Rex Walters による「私たちの信念」というプレゼンテーションを聞く機会がありました。そこで彼は、「なぜTintriは仮想化専用のストレージシステムを作ったのか?」を説明してくれました。
柱となる考えは、
- 従来のストレージを仮想化環境で使うということは、「丸い穴に四角いネジをを無理やり押しこむ」ような事だと考えます。
- 仮想化環境においては、ストレージシステムがネイティブに仮想化環境を理解しなければなりません。また、そのストレージシステムは、LUN 、ボリューム、RAIDグループといったことを意識させないことが重要だと考えます。
- ストレージの管理というのは、アプリケーションに対してのニーズであり、インフラとしてのニーズではないと考えます。
この理念に基づいて、Tintriスマートストレージの開発が始まりました。VM(仮想マシン)単位でTintriスマートストレージの容量を使用し、パフォーマンスに優れたスナップショットやクローニングを実行し、WAN効率に優れたレプリケーションでデータを保護します。そして、それらがすべてVM単位で行われるのです。 Tintri Global Center は、地理的に分散したTintriスマートストレージを集中管理してストレージをスケールアウトするプラットフォームです。
そして本日、新たに2つの信念を共有したいと思います。
- ストレージとサーバ管理者は、TintriのVMに対応した機能を、彼らの使い慣れたツールで利用できることが重要だと考えます。
- ストレージがハイパーバイザのエコシステムに統合されれば、インフラストラクチャの管理が楽になるとを信じています。
この信念に基づき、TintriはvSphere Web Clientプラグインを開発し、本日ようやくテクニカルプレビューを発表することができました。
Tintri vSphere Web Clientプラグインによって、VMware vCenterから直接Tintriスマートストレージの機能を使えるようになります。Tintri vSphere Web Clientプラグインは、VMwareエコシステム統合の大きな第一歩です。また、VAAI (vStorage APIs for Array Integration)サポートにより、vCenterにてクローンを作成してTintriスマートストレージスペースとパフォーマンスを効率的に使えることができます。
Tintri vSphere Web Clientのプラグインの特長は3つあります。
- ストレージの集中モニタリング: Tintri vSphere Web Clientプラグインによって、VMstoreレベルのダッシュボード情報を提供します。これは現在のVMstoreユーザインタフェースと同等の機能です。たとえば、 TintriのvSphere Web Clientプラグインで、Tintri VMstoreアプライアンスの性能を見える化した「パフォーマンス燃料計」を見ることができます。
- シンプルで柔軟な構成: Tintri vSphere Web Clientプラグインをインストールするのは数回クリックするだけです。それだけでvCenterに新しいデータストアを追加できます。複数の物理的なTintri VMstoreアプライアンスは、vCenter上は単一のデータストアとして表示されます。VMwareのストレージDRSクラスタとして簡単に、複数のTintri VMstoreシステムを拡張したり管理することができます。
- VMごとのデータ管理: TintriのvSphere Web Clientプラグインによって、スペースと性能を効率よくVM単位でのスナップショットとクローンを行います。Tintri VMstoreユーザインタフェースに近いイメージです。また、WAN効率の良いレプリケーションを介して、遠隔データ保護を可能にします。Tintri vSphere Web Clientプラグインは、エンドツーエンドでのパフォーマンス可視性を提供します。リアルタイムならびに過去の記録を遡ることで、トラブルシューティングがしやすくなります。
Tintri vSphere Web ClientプラグインでvCenterから直接Tintriを操作することが、いかに便利であることを実感していただけると信じています。
TintriとVMwareのエコシステムをぜひご利用ください!