VMレベルのQoSが品質を新たに定義する
Tintriは仮想マシン(VM)レベルでのストレージ管理にメリットをもたらす機能を持っています。特許出願中の『Qos(クオリティ・オブ・サービス)』という、他社にはない最新技術です。ただ、誰もが意識しているものの、その意義を本当の意味で理解されていないかもしれませんので、今回のブログでは、VMレベルの『QoS』の「シンプルさ」と「実力」について、じっくりとご説明しましょう。
この画像は、Tintriのユーザインターフェイス環境下での「VM1台当たり」の作動状況を示しています。LUNやボリュームのレベルではなく、VM1台レベルでの数値を現しているのですが、この区別が重要なポイントなのです。もし仮に、LUNやボリュームの全般にQoSを設定するならば、何百、何千というVMコンポーネントのすべてに同じQoSを設定させられる羽目に陥ります。そうした場合、最も負荷の高いVMについてだけIOPS値を定めるのか(非効率的なのですが)、もしくは、平均的にIOPS値を定めるのか(効果はないのですが)の選択に迫られてしまいます。
では、このスクリーンショットを見てください。IOPSの最低値と最高値の設定の切り替えが可能であることを、グラフで確かめていただきましょう。最低値や最高値をあらためて入力する必要はなく、単に設定レベルのラインを上下させればOKです。実に簡単な操作になっているとは思いませんか。
レイテンシへの影響がすぐにハッキリと分かります。従来のストレージでは可視化に対応していませんので、管理者がQoSポリシーを設定する際には、ユーザーの反応を待たなければなりませんでした。しかし、Tintriの技術を使うと違います。今までのように、可視化されていないがために憶測で設定するような心配はもうなくなりますIOPSの最高値の設定ラインをマウスでドラッグして下げてみましょう。レイテンシの値がたちまち変化し始めるのが視覚的に見てとれます。
IOPSの最小値・最高値を設定できる製品を提供するストレージ会社は、他にもあるでしょう。ただ、IOPSの値がレイテンシにどのように影響しているかについて、分かりやすく教えてくれる製品・技術を提供するストレージ会社はありません。Tintriだけが、レイテンシへの影響を含めたストレージの状況を可視化できる製品・技術を提供しているのです。
企業のお客様へ
エンドユーザーを満足させる一定のパフォーマンスに応じられるVMをお持ちでしょうか?最小値のIOPSの設定レベルをアップしてみてください。または、不安定なパフォーマンスとなっているVMを持つことで逆効果になっていませんか?その場合には、最大値のIOPSの設定レベルを落とせば改善されます。パフォーマンスを調整するために、LUNをあまりいじるのを止めて、レベル値の上下動だけで済ませてみましょう。
サービスプロバイダへ
『Qos』は、顧客層の要求に応じるための簡単な解決方法となります。計画や修復に時間をかける必要はなく、ただ、展開して操作を続ければいいのです。エンドユーザーがパフォーマンスの可視化を望むのであれば、Tintriの出番です。アップセルのチャンスにもなるでしょう。
もし、可視化が課題となっているならば、レイテンシに注目してください。レイテンシの根本的な原因をたどることが、未知を探究する「インディ・ジョーンズの冒険」のようであっては、話になりません。Tintriは可視化によって作動状況を一目瞭然にしてしまいます。今、発生しているレイテンシが、果たして個々のVMに起因するのか、ホストコンピュータやネットワークなのか、それともストレージに起因するのか・・・。ストレージに起因するなら、原因はコンテンション方式もしくはフラッシュ、あるいはディスクが原因なのか、などと推測する必要はないのです。ぜひ、あなたの「賢い選択」に期待しています。
たくさんの文章での説明よりも、実際のデモ映像を見る方が説得力があると思います。Tintriは、情報を可視化して、あなたの貴重な時間である時間を節約できます。これこそがストレージをVMレベルで管理する意義なのです。