Cook & BoardmanグループがTintriとCisco UCSで強固なIT基盤を構築

統合ソリューションは、費用対効果が高く、展開が容易で、管理が簡単であり、災害対策も可能にします

The Cook & Boardman Group, LLC

クック&ボードマングループLLC(TCBG)はエンジニアリングサービスおよび専門の販売代理店の下請けを行っているプライベートカンパニーです。TCBGは、住宅建築以外の建築金物、ドア、ドアフレーム、および関連する建築部材の主要プロバイダです。TCBGは1955年に設立され、サプライヤーへの手厚いサービスで評判となっています。今日では、TCGBは米国をはじめ、国際的に顧客に対応しています。

ITの課題

ラファエル・コーエンは、クック&ボードマングループのITサービスのディレクターです。同氏は、同社のウィンストンセーラム、ノースカロライナ州の本社および米国全土の20箇所を超える拠点すべてのITインフラストラクチャを担当しています。

コーエン氏とITチームは、同社の既存のストレージプラットフォームを持つ3つの深刻な問題に対処しようとしていました。「第一の課題は、既存のストレージ環境を拡張することができなくなっていたことです」とコーエン氏は述べています。「また、SAN環境を管理する要員を抱えていませんでした。そしてもう一つは、2拠点のデータセンター間でアプリケーションとデータを複製したいと考えていました」

新規にプライベートクラウドを構築

「TCBG ITチームは2014年の6月に初のプライベートクラウドを立ち上げる準備を開始しました。これは実際に私がロールアウトしてきた3つ目のプライベートクラウド環境です」とコーエン氏は話しています。「最初は自分が別の会社にいた時の話で、一般的なサーバーとiSCSI SANで構築しました。2度目は、ファイバチャネルSANのストレージとCisco UCSで構築しましたが、かなりの進歩がありました。新し目のSAN技術上でプール可とティアリングを行うことができたからです。

コーエン氏は、当初はGoogleのように安価なサーバーを冗長化して新しいクラウドの基盤にしようと考えていましたが、終盤ではSANストレージとCisco UCSの組み合わせをそのまま使うことにしようと考えていました。「ただ、様々なシステム要素(ネットワーク、処理、ストレージなど)がひとつにまとめられるようなデバイスやソリューションがあれば検討したいとは思っていました。あるベンダーを見つけましたが、検討を重ねるうちに不十分なところがあるとわかりました。そのストレージプラットフォームを介してVMレベルで管理することができなかったのです。またストレージを拡張する際に、新たにプロセッサ、ネットワーク、メモリを増加させないと対応できないことがわかり、それはしたくありませんでした。プロセッサ、ネットワーク、ストレージ、メモリの4つのエリアをコモディティ化できればと考えていて、ティントリがそれを実現してくれました。 

ティントリを評価

ストレージに関するいくつかの業界のブログを読み、コーエン氏はTintri製品に対して彼自身の「Deep Dive」を実施する決定をしました。「私の考えでは、ストレージは何であっても単にストレージであると思います。購入するハードウェアが何でも構いませんし、SAN環境が何のサーバーで稼働するかはそれほど重要ではありません。それよりも、ソフトウェアが重要です。ソフトウェアによってすごいことができるのだと考えます。ティントリの機能について調べていくうちに、まさに私が探していたソリューションだとわかりました。私たちはすぐにレプリケーション構成のTintri VMstore T540の購入を決定しました。それは非常に簡単な選択でした」

Cisco UCSにした理由

クック&ボードマングループがCisco UCSサーバーを選んだ理由についてコーエンは「シスコを使用せずに、これまで仮想化を展開したことのある人は、そのアプローチに関連した試練と苦難を知っているはずです」と答えました。UCSによってすべてがとても簡単になります。ケーブル配線やラックマウント型サーバーの展開に対処する問題がなくなります。Cisco UCSプラットフォームを利用することで、全体的に使いやすくなり、迅速に展開することができるので、Cisco UCSは私たちにとって唯一の選択肢でした」

高速かつシンプルにストレージネットワークを構築

コーエン氏はティントリ社に導入のサポートを依頼しました。「ティントリ社のサポート担当者と話をして、私達の求める構成を組んでほしいと頼みました。彼は、時間通りに来てくれたのですが、その時にティントリとは関係ないところで問題が発生したため、インストールを遅らせることになりました。そのため、一旦ティトリ社の方には帰っていただきました。翌日、結局私たちだけでティントリを導入してしまいました。非常に簡単だったからです。私たちは、物理的にデバイスを接続し、電源を入れていくつかのインストール手順をこなしました。ティントリは単一のLUN(ボリューム)なので『どのサーバーをどのLUNに配置するか』ということを考えずにすみました。これまで経験した中で一番簡単なネットワークストレージだったと思います」

勝利の方程式:ティントリストレージ x Cisco UCS x VMwareの掛け合わせ

クック&ボードマングループは現在すべてのMicrosoftアプリケーションをCisco UCSサーバーとティントリ上で実行しています。「これまで35から50の物理サーバーでMS Active Directory、Microsoft SQL Server、Exchange Serverなどを稼働していました。そして、今後は100%仮想化環境のみで運用していこうと考えています。また将来的にはVDIを実装する際にも、同じインフラを使おうと思います」

ティントリを導入する前は、TCBGはデータセンター間での災害対策のためのデータ複製の機能を持っていませんでした。コーエン氏と彼のチームは東海岸に1つ、西海岸に1つずつ新しいデータセンターを運用しています。TCBGは、ミラーデータセンターのレプリケーションターゲットとしてT540を追加で導入し、ティントリのReplicateVMによる災害対策を講じました。

ローコストでより良いソリューションを

「ドル当たりの機能セットを比較すると、ティントリのTCOはかなり抑えられています」とコーエン氏は話しています。「ティントリは仮想化専用に設計されたアプライアンスのため、他のネットワークストレージよりも安価で導入することができました。それだけでなく、ティントリはよりリッチな機能を持っているため、長期的な運用コストはもっと安く上がると見ています」

ティントリは管理性が大変よいため、今まで外注していたストレージ管理者を雇う必要がなくなりました。「私たちにとってティントリを使うときの最大の利点は、操作や運用が簡単であることと、拡張するのが難しくないことです。また、ティントリ上であらゆるアプリケーションをチューニングすることなく実行できることもあります」とコーエン氏は締めくくっています。「ティントリを入れたおかげで、もう私達はディスクプール、RAID、LUN、ボリュームといった管理をする必要がなくなりました。私たちのチームは以前の古いストレージは難しくて管理できませんでしたが、ティントリならほぼ手放しです。Cisco UCSとVMwareによる仮想化環境の利点を享受することができ、私はもうストレージを管理する必要がなくなったことが今回の導入で最も有用なことでした」と語っています。