ルイストン市 様

Tintriがすべてのアプリケーションレイテンシーを解消。ルイストン市の主要な公共サービスに関わるストレージ管理を簡素化。

ルイストン市

ルイストンは、米国アイダホ州の北部地域、ネズパース郡に位置する2番目に大きい都市で、2013年に行われた米国の国勢調査によると、人口は約32,400人。エリック・スコット氏は、ルイストン市役所で情報システムマネジャーを務めています。

スコット氏は言います。「市役所のIT部の職員は、私を含めて5人。私と、ネットワーク管理者が一人、システム管理者が一人、全エンドユーザー対象にPCサポートを行うIPヘルプデスク要員が二人です。我々は市役所内の様々な部署における、すべての金融サービス、公共料金請求、システムの購入などに関連するITインフラを、一手に引き受けて多忙な日々を送っています。ルイストン市役所では、Dellサーバー、年季の入ったEMC SANと、ディザスタリカバリ用としてお互いにコロケートやレプリケートされたDell EqualLogic TS4100アレイ2台を使って、2つのデータセンターでデータを運用しています。

IT問題

ルイストン市役所のITチームは、Dellのストレージシステムは交換時だと考えていました。「ERPソリューションやエンジニアリングサーバーの、極めて高いレイテンシーに悩んでいたのです。当時、常態化した問題はすでに危険なレベルにまで達していました。すべてのシステムコンポーネントに関し徹底した分析を行い、ネットワークスイッチの問題と解決可能な問題をいくつか発見しました。これらは些細な問題。最も深刻な問題がストレージインフラにあることは明白でした。使用していたSANでは、市役所のアプリケーションやサービスに期待されているパフォーマンスレベルに達することができませんでした。」と、スコット氏は強調しました。

新しいストレージソリューションを探し求めて

スコット氏と彼の同僚でシステム運用者であるダニー・サンティアゴ氏は、市役所の危機的なレイテンシー問題を解決するために、ストレージ問題へのより効果的な解決法を探し始めました。更に、スコット氏は言います。「我々は産業貿易展で初めてTintriアレイを見ました。当時はサポートが終了したEMC SANを使っていたので、どうしたら良いかをEMCに問い合わせたり、その他にもNimble製品を検討したり、他のベンダーのウェビナーを覗き、合計で5,6種類のストレージソリューションを検討していました。その後、私はVMワールドのTintriシティセミナーに参加したのですが、目の前で起こっていることにとても興奮してしまいました。製品推薦のコメントを確認して、早速Tintri製品を試してみようという結論に達し、今その決断にとても満足しています!」

Tintriを選択

「実は、他社を含めて候補に挙げたときは、各社それほど差はありませんでした。最終的に私の背中を押したのは、Tintri製品がVMwareの仮想環境と高い互換性を持っていたということでした。Tintri製品は単なるストレージユニットにとどまらず、どんな仮想マシンに対応しているのか、仮想マシンがどんな風に作業を行っているのかを、本当の意味で理解していました。情報がつぶさに可視化されており、実行上のいかなる問題も即座に診断することができます。Tintriのストレージを使えば、問題がネットワークのレイテンシーなのか、OSのレイテンシーなのか、あるいは直感的なコンソールの一つからストレージレイテンシーが起こるのか、判断することが可能です。他社製品はこうはいきませんでした」と、サンティアゴ氏は話してくれました。

スコット氏が続けます。「本当にダニーの言う通りですよ。Tintri製品は我々のインフラの非常に深いレベルの分析まで明らかにしてくれます。以前はレイテンシーがどこで起こっているのかを理解するのは、骨の折れる作業でした。レイテンシーの起こる場所を探して、vSphere環境の状態を見るために複数のコンソールを調べなければならず、ホストや番号をすべて調べ上げ、数多くのツールを使わねばなりませんでした。Tintri製品では、知りたい情報がたちどころに分かるし、しかもとても見やすいのです。Tintriユニットでは、30日間お試し期間がありましたが、1週間もたたないうちに期待以上であると証明されました。

Tintriを配置

ルイストン市役所は、2014年に初めてTintri T620を購入しました。「ディザスタリカバリのために、是非もう一台購入したいと思いましたが、IT予算を申請するまでもう少し待たなければなりません。今はMS SQL、読み書きに集約されたERPソリューション、ファイルシェア、そしてエンジニアリングヴィエムをTintriで稼働させています。間もなくMS エクスチェンジ環境とVDIデスクトップを移動させます。移動を完了させたら、サーバーの90%がTintri製品で作動するようになります」と、サンティアゴ氏が説明してくれました。

Tintriの配置は非常に速く簡単だったとサンティアゴ氏は言います。「Tintri製品ユニットをセットアップする時間より、棚に設置する時間のほうが長くかかりましたよ。インストールさえ終わってしまえば、起動して作動が始まるまで5分とかかりませんでした。」

運用が簡単

サンティアゴ氏は「Tintri製品ユニットは、運用がとても簡単です。設置した最初の週は、毎朝Tintri管理コンソールにログインして、ウェブインターフェイス上でTintri製品がどのように作動しているのかを何時間も見ていました。でも2週目の終わり以降は、全くログインしていません。Tintriが全く申し分なく管理してくれるので、ストレージについて心配することは何もないのです」と、言います。

サンティアゴ氏の言葉を補うようにスコット氏が続けます。「以前ストレージ環境を管理するのに、ダニーは丸々一日潰し、レイテンシーを低く抑えるためにあちこち操作し続けていました。でも、もうその必要はありません。彼は今、もっと重要で興味のあることに集中できるようになりました。イライラしている顔つきで出勤し、全ストレージ問題について一日中悩んでいましたが、Tintriをインストールして以来、ダニーは笑顔を浮かべオフィスを歩いていますよ!」

すべてのアプリケーションレイテンシーを解決

「我々のERPサーバーのディスクレイテンシーは、平均で15ms (ミリセカンド) を超える程度で、時には400msに急上昇することもありました。これはエンドユーザーレベルにとってはかなり大きな数字で、我々のアプリケーションでは許容できないレベルです。Tintriボックスを使うと、ラグタイムはナノセカンド単位。レイテンシーは我々とは『無関係』になりました。今、アプリケーションにレイテンシーが発生する場合があるとすれば、それはストレージが原因ではありません。WindowsのOSや、そのOSが動かしている作業に起こっているのです」

嬉しい自動サポート

「Tintriの作動を開始したその週に、我々のデータセンターで送電異常がありました。Tintriボックスは、予備電力の一つが電気を送らなくなったことを感知して、数ミリセカンド後に自動的にサポートチケットを開きました。次の日出社したときには、我々のデータセンターにバックアップの電力供給が始まっていましたが、我々がこれらの作業に何一つ関わる必要はありませんでした。Tintriのファームウェアには、内蔵されたモニターがあり、ユニットを継続的に監督してくれたからです。皆、この迅速な自動サポートチケットと、問題へのスピーディな反応に感銘を受けました」と、スコット氏がその時の状況を話してくれました。

SUMMARY結論

「我々がPOC作業の準備をしていた時、Tintriの販売員に、うまく作動しなかったら製品を送り返してもいいかと、聞いてみたんです。すると彼は、可能かどうか確かめてみるが、今まで誰も送り返してきたことがない、と言ったのです!彼の言葉を疑っていました。常に問題なく作動している夢のIT製品なんてないと考えていたからです。でも、我々は間違っていました。Tintri製品は、約束したことは必ずやり遂げてくれます。導入した日以来、一度も問題が起きたことはありません」と、サンティアゴ氏は言いました。

スコット氏は、Tintri製品の推薦者になって欲しいという頼みを、いつも快く引き受けています。「IT関係の仕事をしているという人物に会うと、私は必ずTintriのストレージの話をします。こんなにも簡単に、抱えている問題すべてを解決してくれる技術ソリューションに出会ったら、それを他の人に話すのは当然の義務でしょう。素晴らしい伝言ゲームに加われて、とても楽しいです。」