佛教大学様

佛教大学 1,000台の仮想デスクトップの性能問題を解決

仮想デスクトップ1000台の性能問題を解決
Tintri導入をはじめ仮想基盤を刷新

在学中にITを使いこなす人材を育てる
教育用仮想デスクトップを導入

佛教大学は「仏教精神」を建学の理念として開設された浄土宗の僧侶養成機関を前身としている。1949年の学制改革に伴い「佛教大学」として設立され、2012年には開学100周年を迎えた。現在、7学部14学科、4研究科12専攻の大学院を擁する総合大学として約7,000人の学生が学んでいる。「教育」「研究」「社会貢献」の三領域において、仏教精神に基づく多様な活動を時代に即して行っている。
開学当初より生涯教育に取り組んでおり、通信教育課程についても1953年に開設している。多様な教員免許・資格が取得可能なことから非常に多くの学生が受講しており、通信教育課程としては全国有数の規模を誇る。

佛教大学
情報システム部
部長
山添 恭寛 氏

「佛教大学は、関西で最初の通信制大学を開設し、今では8,500人の学生が学んでいます。今後、多くの人により質の高い教育を提供するために、さらにWebインターネットを活用した教育にも取り組んでいきます。ソサイエティ5.0という時代、ITを使いこなせることは、どのような職業につくにも必須だと考えています。卒業してからでは遅い。学生のうちからITを活用できる人材になるための支援をしていきたいと思っています」。(佛教大学情報システム部 部長 山添恭寛氏)

佛教大学
情報システム部
情報システム課
課長
竹内 篤史 氏

佛教大学における仮想デスクトップの導入は2013年と早い。情報処理室のパソコンだけでなく、共有スペースにもゼロクライアント端末を設置し、学生に仮想デスクトップ約1,000台分を提供した。「学生はサンサーラと呼ばれる共有スペースのゼロクライアント端末を利用して、いつでも学内のネットワーク、自分のデスクトップ環境にアクセスし、自由に授業の予習や復習をすることができます」と佛教大学情報システム部情報システム課課長 竹内篤史氏は話す。
また、大学教員に対しても約300台、仮想デスクトップ環境を用意しており、研究室と同じデスクトップ環境にどこからでもアクセスできることから、仮想デスクトップについては一定の評価を受けていた。

システムリニューアルの最大の課題は性能
仮想化専用ストレージTintriを採用

導入から5年、仮想デスクトップのリニューアルの準備を開始した。リニューアルにあたっての最大の課題は性能であった。というのは、保健医療技術学部の授業での手技動画の再生や、教員が使用する EXCELのカーソルの動作などに不満が上がっていたからである

ワールドビジネスセンター株式会社
ソリューション事業本部
ソリューション営業部
サービス企画課
課長
稲澤 孝規 氏

同大学におけるICTの構築・運用を支援するワールドビジネスセンター(株)は、共有ストレージに仮想化環境専用ストレージ「Tintri」を提案した。「Tintri は仮想マシンごとのIO特性を理解しながら、仮想マシン毎に自動でQoSを行ってくれます。その為、学生によって用途が異なる仮想マシン間でノイジーネイバー(IOの競合)が起こらなくなり、常に安定した性能を提供できるようになりました」。
更には、「Tintri 導入以前は、性能に課題があってもその原因調査が難しく、ベンダーが提供する追加オプションソフトウェアも検証しましたが、投資対効果が見込めませんでした。一方、Tintri であれば、標準機能で仮想マシン単位でホスト・ネットワーク・ストレージレベルのレイテンシーがリアルタイムで確認できるので、問題箇所を瞬時に特定できることも採用に至ったポイントの一つです」。(ワールドビジネスセンター株式会社ソリューション営業部サービス企画課 課長 稲澤孝規氏)

また、新システムでは、Tintriの導入、最新のサーバーの導入と併せて10GbEネットワークを採用し、システム全体の高速化を図った。従来はサーバー、ネットワーク機器、ストレージで4ラックに収納されていたが、新システムではハーフラックに収納することができ、設置面積と電力が大きく削減できたことも新システムの成果である。

ログイン時間も1分に短縮、学生・教員からも高評価
プロビジョニングの時間も1/4に大幅に短縮

新仮想デスクトップシステムは2019年4月に本稼働後、安定稼働を続けている。従来は2分以上かかっていたログイン時間も、新システムでは1分以内へと大幅な短縮を実現している。高解像度の動画教材やYouTubeなどもストレスなく利用できるようになったことから、学生や教員のアンケートなどからも、性能に関する苦情がなくなり、快適な性能、ユーザーエクスペリエンスを提供する仮想デスクトップという当初の目標を達成することができた。

ワールドビジネスセンター株式会社
ソリューション事業本部
ソリューション技術部
システムサポート課
主査
竹中 寿 氏

また仮想マシンの稼働状況に合わせ、負荷をかけることなく瞬時にプロビジョニングも行えるようになった。以前のシステムでは仮想デスクトップ30台のプロビジョニングには1時間以上かかっていたが、新システムでは15分以下となった。「まだオンデマンドプロビジョニングというところまではいっていませんが、必要な時に必要な仮想マシンを、稼働中のユーザー環境にも負荷をかけることなく準備ができるようになりました」。(ワールドビジネスセンター株式会社ソリューション技術部システムサホート課 主査 竹中寿氏)

佛教大学では、大学教員ついては、BYODにも対応している。教員に対しては大学が用意した端末も配布しているが、教員が所有しているデバイスからも仮想デスクトップが利用可能だ。例えばMacを所有している教員であっても、自分のMacから仮想デスクトップを利用してWindows環境を利用できる。将来的には、BYODの学生への展開も検討している。

事務システムの仮想デスクトップ化に着手

次代の教育環境を整備するためICTをさらに強化

2013年の最初の仮想デスクトップ導入時には断念したが、セキュリティの強化とインフラ運用の効率化を目指して、約400台の事務部門における仮想デスクトップ化を現在進めている。運用を統一するため共通の仮想基盤をベースとするが、部門ごとに利用するアプリケーションが異なるため、今まさに検証を行っているところである。

「大学としては、開学100周年時に作成した『佛大Vision2022』の実現に向けて、佛教大学に関わるすべての人々の力を結集し、大学と社会の未来に関する想いを一つにしながら、すべての事業を推進している。情報処理部門としても、Tintriを活かした仮想基盤のさらなる活用など、ICTを活用した様々な事業を強化していきます。」(佛教大学 山添恭寛部長)