VM単位で稼働状況を把握し、ボトルネックを可視化

仮想環境の運用では、VM上で稼働する複数のアプリケーションをそれぞれ安定稼働させることがとても重要です。そのためには、VM単位での稼働状況をわかりやすく可視化し、性能劣化が発生しても、その原因を素早く把握できる環境が求められます。

従来型ストレージの課題として挙げられるのが、「LUNやボリューム単位の管理ではVM単位の動きは把握できない」ことです。例えば、ある特定のVMでI/Oの遅延が発生した場合、システムのどの部分が影響しているのか特定することが困難です。別のVMに突発的なI/Oが発生した、サーバーやネットワークのリソースが枯渇したなど、さまざまな原因が想定されますが、従来型ストレージでは、自身の状況はわかったとしても、VM特定の問題や、ストレージ以外のインフラでの問題を把握することはできません。

一方、Tintri VMstoreは、各VMやvDiskをTintri OSがもつファイルシステムで管理しています。パフォーマンスをはじめとしたストレージの稼働情報を、ストレージ側で管理できる機能を備えており、Tintri OSの管理GUI、さらにはvCenterなどの管理ソフトウェアなどからも確認することが可能です。

管理GUIはレイテンシーの詳細をサーバー、ネットワーク、コンテンション(リソース競合)、フラッシュ、ディスク(ハイブリッドモデルのT800シリーズのみ)、スロットル(過負荷制御)ごとに可視化できる
管理GUIはレイテンシーの詳細をサーバー、ネットワーク、コンテンション(リソース競合)、フラッシュ、ディスク(ハイブリッドモデルのT800シリーズのみ)、スロットル(過負荷制御)ごとに可視化できる

管理GUIは、VM単位でのIOPS、スループット、レイテンシーなどさまざまな項目をを表示します。さらに、レイテンシーは、サーバー、ネットワーク、ストレージに分けて可視化できるため、「インフラのどの部分で遅延が発生しているのか」を一目で確認できるのです。

また、Tintri VMstoreは、過去7日間の遅延状況のデータを保持してグラフィカルに表示できるので、パフォーマンスの傾向値を探ることも可能です。例えば、毎日同じ時間に特定のI/Oが発生しているなどの状況を素早く把握できるのです。こうした運用管理性の向上は、仮想環境が大規模になるにつれ、重要性を増してくるでしょう。

VM/vDisk単位で稼働状況をモニタリングできる。データは過去7日間分が保存され、ボトルネックを素早く特定できる
VM/vDisk単位で稼働状況をモニタリングできる。データは過去7日間分が保存され、ボトルネックを素早く特定できる

※本ページは、『マイナビニュース』へ掲載された記事広告を転載しています。