収益担当シニア・バイスプレジデント Phil Trickovic インタビュー:Intelligent CXO掲載

フィル・トリコビッチ(Phil Trickovic)  Tintri  収益担当シニア・バイスプレジデント
今日のビジネスにおいて、データを自律的に活用できるようになることは、競争優位に役立つというだけではなく、ビジネスの存続自体に関わる問題です。自律型プラットフォームの重要な構成要素、インテリジェントなデータ管理とリアルタイム・アナリティクスは、デジタル時代における成功に必要不可欠です。そのために企業は次の事項を実践していくべきであると考えています。

1. プラットフォームの無秩序からの脱却:自動化と予測アナリティクス
現在のAIドリブンの環境においては、ワークロードをリアルタイムに自律的に最適化することが最重要事項である。ワークロードのプロファイルに合わせたリアルタイムの予測分析と組み合わせた自動化により、企業は競争力を維持することができる。作業データセットを取得、分析、調整することで、企業はトレンドを予測し、効率性を特定し、正確かつ自律的にリソースを提供することができる。

2. 統合に関する課題への対応
今日の相互に結びついたビジネス・エコシステムでは、サイロ化したデータやプラットフォームが進歩の障壁となる。「ワークロードを認識する」プラットフォームの導入によって、こうした障壁が取り除かれ、リアルタイムに業務の全体像を把握することができる。実行可能なワークロード管理プラットフォームは、時間とコストを大幅に削減する能力を引き出し、企業全体の部門のシームレスな統合を促進する。

3. インテリジェント・データ・アーキテクチャと管理プラットフォームの導入
グローバルにプロセッシング能力が拡大するなか、品質を維持しながらコストをコントロールする重要性が高まっている。リアルタイムな ワークロードプロファイルに基づく自律的なチューニングは、まさしくこの機能を提供するものでる。比類のないインテリジェンスと自律的なスケーラビリティを提供することを、Tintriはお客様へのコミットしている。

4. データコンプライアンスの確保(GDPRなど)
データプライバシーに関する懸念が高まる時代において、コンプライアンスは単なる選択肢ではなく、法的および倫理的に必要な要素となっている。GDPRのような規制は、データ保護とプライバシーに関する厳格な基準を定めており、コンプライアンス違反は重大な結果を伴う。そのため企業は、データの暗号化、リカバリー、保持、監査/報告など、コンプライアンスを確保するために十分なデータ管理システムを確保することが求められている。これらの規制を積極的に遵守し、強固なコンプライアンス対策を実施することで、企業は お客様の権利を保護し、倫理的なデータ慣行を維持することができるのである。

5. データ保護と復旧の優先順位
データ保護と復旧の重要性はかつてないほど高まっている。とりわけ業務を復旧させる能力は最も重要である。進化し続けるサイバー脅威と、データ侵害によるコストは壊滅的であることを十分認識しているので、潜在的な脅威が影響を及ぼす前にそれを特定し緩和するための取り組みを、Tintriの最重要課題の一つとしている。

上記は 2024年5月23日米国「Intelligent CXO」に掲載されたインタビュー記事よりPhil Trickovic, SVP of Revenue, Tintriの発言を日本語訳したものです。オリジナルはこちらから