マルチハイパーバイザ環境での
ストレージ選択ポイント
ブロードコムのVMware買収に伴い仮想化市場が大きく変化する中、弊社では本年6月から9月アンケートを実施し、お客様のハイパーバイザについてのご意向を調査しました。その結果、見直しを検討されたりマルチハイパーバイザ環境のお客様が多いことを改めて実感することができました。
=>ハイパーバイザ意向調査結果のレポートについてはこちらダウンロードいただけます。
仮想化は集約により通常の環境よりもストレージが課題となることが多いものですが、複数のハイパーバイザを利用することでさらに複雑さが増大します。このようなマルチハイパーバイザ環境において、一貫したストレージ性能の維持、データ保護も含めた管理の簡素化を実現するために検討したいポイントをまとめます。
1.性能問題、リソース競合への対応
仮想化環境では仮想ワークロードが集約され統合されている中、個々のVMをハイパーバイザ上で管理することになりますが、従来ストレージでは、LUNやボリュームでデータを管理するため、リソースの競合が起きやすく、性能問題が発生した場合にもボトルネックの特定が難しく、解決にも多くの変更が必要となります。SSDの追加や容量の増加、設定の微調整といった通常の対策は根本的な問題の解決にならないことも多々あります。
このような問題の解決には、ハイパーバイザと連携するストレージがおすすめです。Tintri VMstoreは、LUNやボリュームという管理レイヤーがなく、マルチハイパーバイザ環境に対応した専用ファイルシステムを統合しており、個々のVMのワークロードを認識します。これによってAI/MLを活かしVM単位に自動最適化やVM単位のI/Oの可視化を実現し性能問題やリソース競合を回避し、さらに問題が起きてしまった場合の素早い解消を支援します。
2.データ保護と災害復旧は重要課題
人的ミス、災害、サイバー攻撃などあらゆる事態に対応し迅速な復旧を図る必要がある今日のITにおいては、データ保護と災害対策は最重要課題の一つですが、これはマルチハイパーバイザ環境においても同様です。
従来ストレージシステムでは、異なるハイパーバイザに対応するバックアップとリカバリの管理が難しく、柔軟性が不足しがちです。例えばリカバリにおいてはLUN/ボリュームを復旧するには数日かかることもあり大きな課題となります。
一方、ハイパーバイザと連携するストレージ、Tintri VMstoreは、スナップショット、リカバリ、レプリケーションをVM単位に提供します。
例えば復旧においては、VM単位に簡単な操作でリカバリすることができるので、従来ストレージのようにLUN全体を検索したり複雑な操作が不要となります。これによって、RTO(復旧目標時間)を最小化します。
3.運用管理をシンプルに
従来ストレージでは、LUN/ボリュームによる管理がベースとなるため、マルチハイパーバイザ環境ではより一層複雑性が増します。例えば、ストレージを拡張する際にも、LUN/ボリュームの設計から必要になるため実際の増設まで数週間かかってしまうこともあります。
一方、ハイパーバイザ対応のTintriでは、リソースプールに“VMを放り込む“だけなので増設は15分。さらに、規模が拡張した場合には、VMstoreを増設し、無償提供の統合管理ツールTintri Global CenterでVM単位に統合管理ができます(最大で64台のVMstoreと48万台以上のVMを管理)。つまりTintriであれば仮想基盤全体をVM単位に管理・監視することができるのです。
マルチハイパーバイザ環境に最適ストレージを検討する
マルチハイパーバイザ環境で従来ストレージを管理することは大きな負担を伴います。Tintri VMstoreのようなハイパーバイザ対応のVM単位の管理を実現するインテリジェント・ストレージを利用することで回避できます。ご検討資料をご用意しましたので、下記よりご登録のうえダウンロードください。
- ・Tintri2024年6月から9月実施『ハイパーバイザー利用意向調査アンケート結果』
- ・従来型ストレージとTintri VMstoreの違いを解説『サーバーストレージガイド』
ストレージスペシャリストによる無料相談や無償検証サポートなどもご用意しておりますので、ご希望の際には合わせてお申し付けください。
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