Tintri Game Changer Winners
NECソリューションイノベータ株式会社 グループITサービス事業部第四グループ ITサービスグループ プロフェッショナル 山崎国弘 様

NECソリューションイノベータ株式会社
グループITサービス事業部第四グループ
ITサービスグループ
プロフェッショナル 山崎国弘 様

山崎様は、妥協せずに最善を追求し結果を出される、まさに“ゲームチェンジャー”です。山崎様は、2017年から1万8千台のVDI規模を拡張する上で、 容量、性能などの様々な観点から、Tintriだけでなく様々なベンダーのストレージの綿密なPOCを実施されました。
その結果、重複排除と安定的な性能を両立できる Tintri を選択・導入することで、重要課題の1つであった Windows10 へのバージョンアップを余分なリソースを追加することなく完了することができました。
また、8万ユーザーという大規模VDI環境となった現在も、自動QoSなどTintriの機能も活用されながら、安定した性能、容量、アップタイムを維持され、高い満足度をユーザーから得ています。

「私たちは高い性能と容量の効率性を高く評価しTintriを選択しました。また、手間を掛けずとも常に安定したサービスを提供、拡張できる点も大いに評価しています。実際、VDIを当初1万8千台で運用開始した時点から現在約4倍の8万になっても、インフラ運用スタッフは変わらず5人のままで運用できていることも大きな効果だと考えています。」



Interview


・山崎様が管理されている約8万台のVDI基盤を支える上で、Tintriはどのようにお役に立てているでしょうか?

次期VDI基盤を構築する際、Windows7 から Windows10 へのバージョンアップも同時に行う必要がありましたので、ストレージの選定に当たっては、重複排除のアーキテクチャを重視すると共に他社ストレージ含め念密な POC を行いました。
他社ストレージの場合は、インライン重複排除と言っても、高負荷になると性能を優先するため、インラインで処理をせず書き込みを行い、ポスト処理を行うことがあり容量効率の点の大きな不安がありました。実際、Windows7 では 1 ユーザ当たり60GB 程の容量であったのに対して、Windows 10 では 90GB を要しましたので、大規模な環境でのバージョンアップでは、他社の重複排除手法では、大幅なディスクの拡張が必要となり、費用と作業工数の増加が明らかでした。
一方、Tintri では高負荷状態であっても常に性能を維持しながらインラインで重複排除を実現することができますので、性能と容量効率を両立させているストレージとして高く評価し選定する上での大きなアドバンテージとなりました。実際、導入時と同様の性能を維持したまま、現在も1/20のデータ削減率を実現できています。

・そのほかに、安定運用にお役に立っているTintriの特徴的な機能などありましたら、教えていただけますか?

Tintriは、他社ストレージと比べて、驚くほど、手間を掛けずに安定した稼働を継続できています。
8万もの利用者がいますので、性能に関する問い合わせも多くなっています。その際、Tintri であれば、どのVMが性能問題を起こしているか、さらにボトルネックの箇所も瞬時に特定できますので、トラブルシューディングに要する時間を大幅に短縮できています。
また、自動 QoS の効果も絶大です。
弊社の VDI 基盤では、早朝に約8万の利用者に対して Windows Update、アンチウィルスのパターンファイルの更新が同時に起動され、更にログオンストームも加わるとかなりの高負荷状態となります。
ただ、Tintri であれば、8万VM 個々の稼働状況を理解し、ノイジーネイバーが起こらないようVM 毎に独立したストレージリソースを動的に最適化してくれるので、どの時間帯でも常に安定したサービスを利用者に提供することができています。
更には、設計と導入が簡単な点も際立っています。
SAN ストレージでは、性能要件を満たすために、ディスクタイプの選定、ディスクの本数、RAID 構成など、プールの設計に当たって、様々な点を考慮し環境を構築する必要がありました。
Tintri であれば、設計に当たっての考慮点がほとんどないため、手間をかけることなく導入が可能です。設置後Tintri のデータストア内に VM を展開するだけで動的にチューニングしてくれるので、スピード感が求められる拡張時も短納期でサービスを提供することができています。

・Tintriによる運用の負荷軽減、コスト削減など、試算されておられましたら教えてください。

具体的な試算はしていないのですが、VDIの導入当初1万8千台で運用開始した時点から、現在約4倍の8万になっても、運用スタッフは変わらず5人のままで運用できています。これは大きな効果だと思っています。

・Tintriの営業、技術などのスタッフは、ご要望にあった対応をご提供できていますか?

Tintriのスタッフは、相談しやすい、頼りになるパートナーだと感じています。
特に、保守サポートの面では、Tintriの販売店であるノックス株式会社と一体になって非常に手厚いサポートレベルを提供してもらっています。最近、夜間にトラブルが発生した際にも、ノックス社と連携した迅速なサポートで最短で事象を解決することができ、サービスに対する影響を最小限に抑えることができました。

・Tintriについてのコメントや逸話などありましたらご共有ください。

2011年、日本で初めて Tintri のファーストモデルであるT445を導入しました。
当時、Tintri US本社の開発担当からTintri OSのコンセプト、アーキテクチャについて詳しく説明を聞く機会があり、仮想環境におけるストレージの課題を熟知している技術者達によって、仮想化に最適なストレージを開発・誕生させられたのだなと実感しました。実際に使ってみても仮想化専用のストレージとして本当によくできている、これは世の中に広まるだろうと思ったのですが、まさにその通りになりました。