ノイジーネイバー問題: Tintriならではの解決アプローチ
リソースは足りているのに、VMが遅くなり原因が分からない、こんな経験はありませんか。
- 業務システムのレスポンスが悪くなる
- CPUやメモリには余裕があるのに、なぜか遅い
- 原因を調べても「ストレージが怪しい」以上のことが分からない
こうした現象の背景によくあるのが、ノイジーネイバー(Noisy Neighbor:うるさい隣人)問題です。
ノイジーネイバーとは、ひとつのストレージを共有する複数の仮想マシン(VM)のうち、特定のVMが大量のI/Oを発生させ、同じストレージを使う他のVMまで巻き込んで性能を低下させてしまう現象です。
従来型ストレージでは、あるVMが大きな負荷をかけると、同じボリュームのVMが影響を受けてしまいます。管理者は頭を抱えますが、そもそもどのVMが原因なのかが見えにくいのが厄介なところです。というのは、従来のストレージは、LUNやボリュームといった単位で管理します。ストレージ側から見ると、複数のVMのI/Oがひとまとめに見えてしまいます。その結果、次のような課題が生じます。
- 原因VMの特定が難しい:「どのVMが」「どれくらい」I/Oを使っているかが見えにくい
- VM単位で制御できない:LUN単位の制御では、他のVMも巻き込んでしまう
- 調整が属人化する:ストレージの専門知識を持つ担当者のチューニングに頼ることになる
Tintriのアプローチ:ストレージではなく「VM」を単位にする
Tintriを導入した場合、同じボリュームにある特定のVMの負荷が高くても、他のVMは影響を受けず性能を維持することができます。
Tintri VMstoreは、LUNやボリュームではなく、VMやコンテナといったオブジェクト単位で運用できるよう設計されています。また、それぞれのVMに専用のI/Oレーンが割り当てられ、I/Oを干渉させない設計になっているからです。
自動QoSとリアルタイムの自動チューニング
VMstoreにはリアルタイムの自動チューニングがあり、SLAの達成を支えます。また、グループを設定してデータ保護やサービスレベルのポリシーをオブジェクトに適用できるため、手作業の調整を減らせます。専用のチューニングに頼らず、安定した運用に近づきます。
VM単位の可視化で「犯人探し」が速くなる
個々のVMのパフォーマンスを可視化でき、オブジェクトレベルのレイテンシーを即座に確認できます。ボトルネックを特定するための可視化機能も備えています。「どのVMが原因か」を探す時間を大きく減らせます。
将来を見越した計画と、最適な配置
さらに、Tintri Analyticsを利用し、機械学習による負荷とリソースの予測が可能で、最大18か月先までの容量・コンピュート需要をモデル化できます。「What-If」シナリオ分析で、新しいアプリケーションを導入する前に影響を見積もれます。複数台構成では、VMの配置をワンクリックで最適化する機能も提供されています。
運用管理者にとってのメリット
Tintriのお客様から、「ほっとくだけでよい」という趣旨のコメントを多数いただいています。また、VM単位でパフォーマンスやキャパシティを監視できるようになり、数日かかっていた問題解決が数分で済むようになったというお言葉もよくいただきます。詳しくは、Tintriのお客様事例をご参照ください。
ノイジーネイバー問題は、あるVMの挙動が全体に影響を与えてしまい、その原因が「見えない」「切り分けられない」ことにより問題が長期化することです。VM単位でI/Oを制御できること、そして可視化できることは運用工数の大幅な削減につながります。米ESGの調査レポートでは、Tintriでは、運用コストを最大89%削減できるという試算も紹介されています。
Tintriでは、VM/コンテナ環境に最適なストレージの検証を支援する無償の検証プログラムも用意されています。 自社の環境で効果を確かめたい方は、ぜひご相談ください。