VMスケールアウト

概要

スケールアップ/スケールアウトを行う従来のストレージはハードウェアの制限が多く、スケールするにつれ設置面積が大きくなってしまいます。ハードウェア障害ポイントも増え、そのような大規模ストレージをメンテナンスするには専任のストレージ管理者やシステム インテグレーターが複数名で運用する必要があります。
そのようなスケールアウト ストレージのことはもう忘れてください。ハードウェアの制限なく、大規模になっても設置面積を取らず、VMの稼働状況を分析しストレージ プール内の最適なノードを判断して、VM単位で自動的に分散配置できるのはティントリだけです。スケールアウトしてもティントリのシンプルさは変わらないため、管理者は1名のままで十分です。1台からスタートし、最大で64台、40PBという巨大なストレージ プールに48万台のVMを稼働させることができます。


VM スケールアウトとは?

Tintri VMスケールアウトは、仮想化時代の新発想スケールアウト アーキテクチャーを実現した業界初のソフトウェアです。ティントリのプラットフォームを基盤とし、数千のVMから10秒間隔で収集する100万にのぼるデータ ポイントを使用して、複数ノードのプール全体でVMの分散を最適化します。VMスケールアウトでは、以下のことができます。

  • 小規模で始めて大規模に拡大
    最初は1 台のVMstore で数百のVM を運用し、やがて40PB の巨大ストレージ プールに48 万VM 規模まで拡張することができます。
  • インテリジェントなスケーリング
    過去の稼働状況を分析し、急速に成長しているVM を識別するとともに、高度なアルゴリズムを適用して成長を事前に察知し、プール内での適切なノードに配置することで、リソースが制限されることを回避します。

1.稼働状況を分析

各仮想マシンの過去1 ヶ月の稼働状況を分析し、ストレージ プール内の最適な筐体を判断して仮想化マシンならびに仮想ディスクを分散配置します。

2.分散配置の推奨

時間、データ移動、容量稼働率の点で最もコストの低い最適化を見つけます。ユーザーが推奨事項を編集すれば、VM スケールアウトはナレッジとして保持します。

3.結果の予測

ユーザーが推奨事項を実行すると、VM スケールアウトはその結果による効果や、実行にかかる時間などを表示します。


VM スケールアウトの特長

  1. 稼働中のVM が必要なストレージ容量とパフォーマンス全体を把握して最適化し、時間 / 帯域幅 / 容量に対するコスト効率が最も優れたアクションを推奨し、ストレージ間の分散配置をVM 単位で行います。

  2. 推奨アクションを事前に検討し、コミットする前に予想される結果を確認することができます。また、推奨アクションは編集可能で、それをナレッジとして保持することで、ある特定のVM を分散配置から除外することもできます。

  3. 19TB から40PB まで拡張しても、管理コンソールは1 つの画面で表示します。拡張しても管理性はまったく同じままで、ストレージ管理者は1 名で運用を継続できます。


※ VMスケールアウトは、オプションソフトウェア「Tintri Global Center アドバンスド」の機能になります。Tintri Global Centerの詳細は、こちら > をご参照ください。


ティントリによるワークスタイル変革(働き方改革)に向けての VDI 基盤の構築

ストレージの複雑性を解消し、常に安定したパフォーマンスを提供

数百台から数万台のVMパフォーマンスを満たし、費用対効果の高くシンプルな管理が行えるストレージプラットフォームを提供します。Tintriファイルシステムは、手動での設定や、VMの配置を行うことなく、フラッシュから各VMへ優れたパフォーマンスをもたらします。

 

ティントリにご興味のある方はフォームでのご連絡をお待ちしております。

仕組み

全く新しい仮想化時代のスケールアウト アーキテクチャー

従来のストレージ スケールアウトは、現代の仮想化されたアプリケーションおよびクラウド アプリケーション向けに作られたものではありません。では、仮想化時代のスケールアウト アーキテクチャーとは、どのようなものでしょうか?

ティントリのスケールアウト手法は、他のストレージとは異なります。以下の3つの考えに基づく手法を取り入れました。

統合された、疎結合のストレージプール

ティントリは、ストレージのモデルが古い新しい関係なくスケールアウトに混在させることができます。オールフラッシュとハイブリッドを混在させることも可能です。最大で64システムを単一のストレージプールとして扱います。これらのノードは疎結合されており、制御フローとデータフローをそれぞれ分離しています。よって、大規模になったとしても、変わらず最小限のレイテンシを維持できます。

また、ティントリのアーキテクチャは、最小で単一10 TBで小規模なシステムを容易に構築でき、最大ではその4千倍に当たる40 PBまでスケールアウトすることができます。数TBと百台程度のVM規模で設定したポリシーは、PBと数十万台にまで拡張しても維持させることができます。

コンピューティングとストレージはお互い独立

エンタープライズクラウドを構築する場合、柔軟性が最も重要と考えます。ティントリのデザインはストレージとコンピューティングとを分けているのです。業界にある最高のコンポーネントをお客様が自由に選ぶことができ、必要に応じて個別にスケールすることができます。これとは対照的に、HCIの場合は拡張する際にコンピューティングとストレージの両方を同時に拡張させる必要があります。

機械学習に基づく、ベストなVMの配置

スケールアウトを単純にするため、ティントリでは機械学習アルゴリズムを用いています。ティントリのスケールアウトでは、全てのノードに保存されている個々の仮想マシンが、どのノードに配置されると快適に動作するかを判断します。このアルゴリズムでは、VMを移動するためのコスト、過去のリソース消費量、その他の要因に基づいて評価を行います。ティントリは常にVMがどのノードに配置されるかを判断して、ユーザーに推奨される配置のリストを提供します。そのリストを確認し、問題がなければ「実行」を選択するだけで仮想マシンの分散配置が行われます。

  • 仮想化向けに設計された、疎結合のストレージ プール
    複数のストレージ ノードを1 つのストレージ プールとして扱い、管理、プランニング、リソース配分を簡素化します。
  • スケーラビリティーとパフォーマンス
    制御フローをデータ フローから分離することによって、低いレイテンシーと、膨大な数のストレージ ノードに対応するスケーラビリティーを実現しました。
  • ハードウェアに依存しないスケールアウト
    すでに稼働している既存のシステム、将来の新製品、オールフラッシュとハイブリッド、容量の違いなど、さまざまな規模やシリーズを同一のストレージノードに加える事ができます。
  • VM およびソフトウェアをベース
    仮想化環境で動作するアプリケーションであればコンパチビリティーリストは必要なく、ティントリ VM スケールアウト上で稼働するアプリケーションに対して常に高速かつ安定したパフォーマンスを提供します。
  • 拡張の柔軟性
    VM スケールアウトのプールに新しいノードを無停止で追加できます。また、コンピューティング(サーバー)とストレージはネットワークで接続され、要求に応じて別々に拡張することができます。

マイグレーションの実行

Tintri VMスケールアウトを導入しているティントリのストレージプールに新たなノードを追加すると、Tintri VMスケールアウトは、アプリケーションとアレイの過去のパフォーマンスに基づいて、いくつかのVMを移行することをシステム上で提案します。ストレージ管理者は、推奨事項のアクションと結果を承認した後、「実行」を押します。これによりTintriのストレージ移行プロセスが開始されます。

通常のStorage vMotionを利用すると、完了までに数時間または数日かかることがありました。ストレージネットワークを介してハイパーバイザーホストとの間で完全な論理サイズで読み取られます。これは例えば重複排除と圧縮でデータが1/10に削減されていても関係ありません。また、ストレージネットワークを経由してデデュープされていない圧縮ディスク全体を2回移動するため、ネットワークの負荷と時間もかかります。それがVMスケールアウトの場合、ストレージライブマイグレーションの作業をハイパーバイザー側のサーバーで行うのではなく、ティントリ側で行います。データはTintriアレイからTintriアレイに直接移動し、ハイパーバイザーのホストへの影響をゼロにして重複排除と圧縮を維持します。通常10倍〜30倍の重複除外と圧縮によるデータ削減が実現し、マイグレーション時間を数時間から数分にまで短縮することができます。