シンクライアントの種類と、仮想デスクトップのメリット

シンクライアントの実行方式は大きく4種類

現在リリースされているシンクライアントは、実行方式によって4つの種類に分けられます。ユーザーの環境によって使い勝手が変化するため、一通り覚えておきましょう。

1つ目は、ネットブート型と呼ばれているシンクライアントで、ネットを利用してデータをやり取りする方法です。専用のサーバーがネットワーク上に置かれていて、ここにイメージデータとネットワーク用のストレージが用意されています。このデータを引き出すような形で使用するシンクライアントの形式です。リソースが占有状態となるため、ユーザーは通常のPCと同じような使い勝手で導入後に混乱しづらいのが特徴です。

ただし、ユーザーごとで使用環境が異なるケースでは、イメージファイルの数がそのぶん増加し、管理に大きな手間がかかります。したがって、小規模な形態や使うアプリケーションが同一の作業をするグループに適したシンクライアント方式だといえます。

2つ目はプレゼンテーション型と呼ばれるタイプ。これはサーバー上にあるアプリを稼働し、それを共有することで使用する方式のシンクライアントです。こちらは導入するマシンのスペックは高くないため導入コストが抑えられるのが利点となっています。さらに、アプリによる利用によりセキュリティがある程度確保されているところもメリットです。しかし、アプリケーションがこの方式に対応していなければならず、動作確認ができないとそもそも使用できないことには注意しなければなりません。

3つ目にブレード型PCを採用するタイプです。こちらも一見ネットワークを利用するような形に見えますが、ブレード型と呼ばれるデータを持っているPCを活用するのが特徴です。このブレードにアクセスしてデータを貰う方法となっています。こちらはブレードを増やせば、それだけデータを増やせるのがメリットですが、対応するマシン自体が高額なため導入へのハードルが高いため利用者は少ない方式です。

そして、最後が仮想デスクトップ型です。複数の仮想デスクトップを作り、ユーザーはそのデータを仮想デスクトップから引き出す方式で、接続先の仮想デスクトップは自動で判別されるため、アクセス先を意識しなくて済むのが特徴。これにより、データトラブルや使用時の煩わしさがありません。その反面導入するためにはライセンス料を支払わなければならず、コストがかさむのが難点です。

シンクライアントで仮想デスクトップを活用するところが増えている理由

複数あるシンクライアントの方式ですが、近年は仮想デスクトップを採用しているところが増加しています。この方式であれば高性能なサーバーさえ用意しておけば、シンクライアントを導入しやすいためです。大量にサーバーを必要としているわけでもなく、アクセスポイントについてもしっかりと作り出してくれます。

さらに、セキュリティの導入も容易で、サーバー自体に安定性が保証されていれば心配がないところもメリットです。仮想デスクトップを利用するサーバーは、基本的にシンクライアントの中でもセキュリティを使いやすいうえに、高性能なものは元々いいセキュリティシステムを採用しているケースがほとんど。そのため、導入に失敗することは稀です。

多くの人が利用する場合でも、サーバーを増やす必要がなかったり、負荷を軽減できるシステムを採用しやすかったりするのもメリットです。特にサーバーに掛かる負荷が小さくなることで、スムーズに利用できるために、作業効率の改善にも役立ちます。

仮想デスクトップを活用するメリットは管理面にあり

上記は使用や導入における仮想デスクトップのメリットです。しかし、この方式でのシンクライアントを導入するメリットが一番享受できるのは管理者だといえます。通常、シンクライアントの管理には、必要なサーバーやアクセスしているパソコン側の状況も知らなければならず、この情報が膨大なことで苦労します。

しかし、仮想デスクトップでは、トラブルの時にパッチを適応することも、そしてポリシーの設定によってルールを決めることも一括で可能。そのため、管理の煩雑さを解決するとともに、わかりやすく状況や環境を把握できるのです。

このシンクライアントでは全てのパソコンを1つのサーバーによって接続されるような形となり、そこにある仮想デスクトップを利用しているのですから、統一ルールの策定が大切です。一括で適応できるので管理をする時に1つ1つチェックすることがなく、ある一定のものだけをチェックしていれば管理できるというのが最大のメリットでしょう。

OSやアプリなどのデータについても、仮想デスクトップ方式であればサーバーが一元管理できるシステム。普通の方法に比べるとかなり利用しやすいタイプとなっています。セキュリティも万全で、しかもデータの保護についても特に難しい管理が必要ないので普及が進んでいる方式です。シンクライアントの導入を検討しているのであれば仮想デスクトップ方式から考えてみるとよいかもしれません。


仮想デスクトップ関連資料一覧

1,000 ユーザー規模のVDIをVMware Horizon (with View)、Tintri VMstore および Cisco UCS で構築するリファレンス アーキテクチャー

このリファレンス アーキテクチャーは、実使用テスト シナリオ、ユーザー ワークロードおよびインフラストラクチャー システム構成に基づいて作成されています。このリファレンス アーキテクチャーでは、(最新の Tintri OS 3.0 が動作する) Tintri VMstore  VMware® ESXi™ 5.5 の組み合わせと Horizon 6 (with View) ソフトウェアのテクノロジーを利用して、1,000 ユーザー対応ホスト型仮想デスクトップの導入に適した、効率が高く、堅牢で、拡張性の大きい仮想デスクトップ インフラストラクチャー (VDI) を作成します。

VMware Horizon View および Tintri VMstore にて VDI を導入するベスト プラクティス

このティントリ ベスト プラクティス ガイドは Tintri VMstore 上で使用される VMware Horizon View に関するもので、VMware Horizon View を使用するホスト型仮想デスクトップ (HVD) VDI インフラストラクチャーの設計・導入責任者である IT 管理者を対象にしています。このガイドは VMware Horizon View の資料を補足するものです。

IOmark-VDI / Tintri VMstore T5060ストレージ システム

このドキュメントは、Tintri VMstore T5060オールフラッシュ ストレージ システムのテスト対象の構成に対して実行したIOmark-VDIベンチマークの公式ベンチマーク レポートです。 

IOmarkは、実際に使用されている数種類のアプリケーション中心ワークロードを活用してストレージ システムのパフォーマンス テストを行うストレージ専用のワークロード及びベンチマークです。IOmark-VDIベンチマークは、ストレージ システムに対して仮想デスクトップ ワークロード(VDI)を実行した結果を測定するワークロードであり、その結果はIOmarkの認定監査機関によって監査、認定承認され、公開されます。  

Tintri VMstore を仮想デスクトップの サービス基盤に利用するための ベストプラクティスガイド

エヌ・ティ・ティ ネオメイトは、仮想デスクトップサービス(DaaS)のサービス基盤としてTintri VMstore を導入しています。新しいディスクI/O 性能予約サービスを実現するクラウドサービス基盤を構築し、2015 年よりサービスを提供開始しました。

このホワイトペーパーでは、当クラウドでの基盤の事例をサービス企業様から解説していただき、ティントリ仮想化専⽤ストレージにしかできないQoS の自動化やパフォーマンス保証などの機能がパブリック クラウドでどのように効果を発揮しているかを具体的に紹介します。

 

 


 

ティントリのWebサイトには、製品ブログの他にも
「仮想化」「クラウド」「フラッシュ」「ストレージ」などの
テーマに関連した読み物を掲載しております。

ティントリ製品に関する補足説明や
解説などを掲載しております

ティントリに関係なく、第三者の視点に
よる仮想化とストレージに関する
コラムを掲載しております

仮想化の気になる
キーワードを解説しております

 

ティントリのストレージサービスの導入をご検討されている方は、是非ご連絡ください。フォームでのご連絡をお待ちしております。

Japanese