Tintri EC6000に搭載されている技術

羽鳥 正明

ティントリジャパン合同会社 マーケティング本部 マーケティング本部長

Tintri EC6000オールフラッシュシリーズには、データセンターを支援する技術が多数搭載されています。ここで深く掘り下げてみましょう。

ここで知っていただきたいこと

  • アフィニティスレッディングにより、Tintriは転送回数とリモートアクセスメモリを最小限に抑え、CPUを効率的に使用してリソースの影響を減らし、コストを抑えます。
  • Tintri EC6000は、2Uで645 TBと320,000 IOPSの性能を持ち、VM毎に性能保証することにより、7,500のVMが常に必要なパフォーマンスを確保できます。
  • Tintriは、パフォーマンスを向上させ、容量を最適化する書き込みパターンを識別することにより、メタデータのブロックを再利用します。

アフィニティスレッディング

EC6000を設計する際の重要な目的は、コストを管理しながらパフォーマンスを最大化することでした。そのためには、できるだけ多くのアクティビティを単一のCPUに集中させる必要がありました。

通常、全フラッシュストレージは、2つのCPUを無差別に活用して、1つのCPUから別のCPUにメモリを転送してから、もう一度やり直すことがあります。リソースの効率的な使用を望んでいたので、アフィニティスレッディングと呼ばれる手法を適用しました。

アフィニティスレッドを使用して、特定のCPUに割り当てられたタスクを定義しました。これにより、転送回数とリモートアクセスメモリを最小限に抑えることができます。簡単な例を使って説明しましょう。

一般的なアプローチとしては、CPU1がタスクAとCを処理し、CPU2がタスクBとDを処理することです。これにより、CPU間で4回のメモリ転送が行われます。

  • CPU1 "A"〜CPU2 "B" = 1
  • CPU2「B」→CPU1「C」= 2
  • CPU1「C」〜CPU2「D」= 3
  • CPU2 "D"をCPU1 = 4に戻す

そこでアフィニティスレッディングでは、タスクA&BをCPU1に割り当て、タスクC&DをCPU2に割り当てることができます。その結果、転送の総数は4から2に削減されます。

  • CPU1 "A"、 "B"
  • CPU1 "B"をCPU2 "C"に、次いで "D" = 1
  • CPU2 "C"、次に "D"をCPU1 = 2に戻す

これはCPUの効率的な使用方法を示す簡単で具体的な例です。これによりオールフラッシュプラットフォームのリソースへの影響を減らし、コストを抑えることができます。

自律運用

Tintriはパフォーマンスリソース(騒々しい隣人)との競合を排除するために、VMやコンテナのすべてを独自のレーンに配置する方法を取っています。しかしそのためには、容量とパフォーマンスのバランスを適切に取る必要があります。

ここでひとつ、新規顧客を獲得するための取引で見られた事例をご紹介します。競合他社は見込み顧客にハイエンドシステムを提示しテストを行ったにも関わらず、その後パフォーマンスの低いシステムで過剰な容量を提案してきました。これは、見込み客にとってはコストと容量の要件を満たしますが、パフォーマンスは出ません。結果として、そのデバイスが特定の容量に達すると、パフォーマンスが不十分なリソースになり、レイテンシー問題が発生してしまいかねません。

TintriがEC6000シリーズの容量と性能についての仕様を固める際には、我々は両者のバランスについて慎重に考えました。最大7500台のVMをEC6090で稼働したとしても、1台1台のマシンが必要とするパフォーマンスを確保できるように仕立てました。結果、お客様は2Uのラックユニットで645 TBと320,000 IOPSを達成させることができます。

メタデータのリサイクル

Tintri EC6000シリーズが備える特筆すべき技術の3番目は、メタデータの再利用です。

ストレージデバイスにデータを書き込むときはいつでも、メタデータのブロックを活用しています。ほぼすべてのストレージプロバイダがそのメタデータを破棄します。その場合、次回同様のデータをそのデバイスに書き込むときに、追加のメタデータが作成されます。これによりパフォーマンスが低下し、時間、スペース、コストを大量に浪費する不必要な容量が発生します。
そこで、Tintriは、書き込みのパターンを特定することによってメタデータのブロックを再利用する方法を見出しました。これは、パフォーマンスを向上させ、容量をより有効に活用するのに役立ちます。

今回ご紹介した技術はEC6000シリーズにとどまることなく、全てのTintri製品で共通しています。Tintri製品は全て同じOSを共有しているため、お客様の既存環境にEC6000を追加しても、1台の管理画面で運用することができます。

これらの技術についてもっと詳しく知りたい場合はデモをご依頼くださいアフィニティスレッディングと自律的な運用について話し、Tintriを使用して管理作業をスムーズにし、数秒でトラブルシューティングを行い、何千ものVMを最適にスピンアップさせる方法を紹介します。

ティントリにご興味のある方はフォームでのご連絡をお待ちしております。