大規模なデータ保護をクラウドに

羽鳥 正明

ティントリジャパン合同会社 マーケティング本部 マーケティング本部長

Tintriクラウドコネクターは、VMレベルの粒度で動作し、クラウドへのバックアップとリストアを簡素化し、これらのプロセスの自動化を簡単にします。


ここで知っていただきたいこと

  • LUNまたはボリューム単位で動作する従来のストレージは、クラウドへのデータバックアップが非効率です。
  • TintriクラウドコネクターはVM単位でAmazon S3に直接バックアップし、復元することができます。
  • Tintriクラウドコネクターであれは、クラウドへのデータ保護のワークフローを自動化させることが容易です。

VMとコンテナレベルの粒度の重要性

一般的なストレージでは、スナップショットやレプリケーションを行う単位(粒度)がLUNまたはボリュームになることがよくあります。しかし、仮想化が進むにつれて、粒度がVMまたはvDiskであることが好ましいい状況になりました。なぜなら、1つのLUNには数十台から数百台の仮想マシンが存在しており、これをスナップショットやレプリケーションを行うのは無駄が多くなってしまうからです。

LUN対Tintri細分性

ティントリ オールフラッシュストレージの重要な機能の1つとして、VMレベルの細分性でデータ保護のポリシーを作成し、Tintriクラウドコネクターによって直接メガクラウドに保存できるということです。個々のVMをスナップショットし、他のストレージオブジェクトから独立してS3に複製することができます。また、ストレージオブジェクトをグループ化し、必要に応じて同じデータ保護ポリシーをセットすることも可能です。

Tintriクラウドコネクタと従来のストレージ

高い粒度がデータ復元にもたらす影響

「LUNのすべてのVMをとにかく保護したい」としても、パフォーマンスレベルとデータ保護ポリシーの異なるさまざまなLUNがあり、VMのデータ保護を変更する必要がある場合は、別のLUNに移行するという作業が伴います。また、データをリストアする際に、LUNに基づくストレージでは、次の2つの方法が考えられます。

  1. LUN全体を復元しますがデータ量が多くなり時間も掛かります
  2. LUN全体をスクラッチスペースにコピーし、必要なものだけを復元しますが、プロセスも時間も長くなります。

また、どちらの方法を取ったとしても、クラウドからデータを移行する場合はクラウドプロバイダーに対する費用がかさんでしまうことに注意してください。LUN単位でデータを戻す単一のVMを復元する以上のコストが掛かります。LUN全体を復元することは、影響を受けていないVMも同じ時点に復元されてしまいます。それを避けるには、LUN全体をスクラッチスペースにリストアした後、必要なVMだけを復元することが唯一実行可能な選択肢になります。

それに対してTintriクラウドコネクターは、VMレベルの細分性でバックアップもリカバリできますので、上記のLUNに基づくストレージで発生する問題を完全に回避できます。

高い粒度が自動化にもたらす影響

最後に、データ保護を自動化する際に粒度がどのように影響するかを確認してみましょう。

例えば、毎時のスナップショットと毎日のレプリケーションを2回必要とするVMを、手動でプロビジョニングするタスクについて考えます。そのスケジュールを持つLUNを既に持っている場合は、VMをプロビジョニングする前にLUNに十分なスペースがあることを確認します。それらのポリシーを持つLUNがない場合は、新たにLUNを作成するか、最も近いスケジュールを持つLUNに格納する必要があります。そして、このプロセスをこれから自動化しようする場合どうなるでしょうかLUNに基づくストレージの場合、VM単位でリストアするには複雑なプロセスが伴うことをご説明しましたが、結局これが自動化を困難にさせてしまうのです。

Tintriクラウドコネクターは、適切な粒度で動作するので、クラウドへのデータ保護とリストアを簡単にしています。そして、自動化するのも難しくありません。プロビジョニング中は、必要なスナップショットと複製スケジュールをVMに割り当てるだけで済みます。フラッシュストレージアレイからVM単位で直接Amazon S3に複製することができます。リストアについても。復元するVM、必要な復元ポイント、および復元する先を指定するだけです。これらのプロセスはシンプルなので自動化がしやすいのです。