Tintri はマイクロソフト社 TechEd 2014 にて、マルチハイパーバイザーをサポートする新世代スマートストレージを発表

MICROSOFT HYPER-V に対応した TINTRI によって、仮想化ならびにプライベートクラウド環境においてストレージ管理工数の劇的な削減を提供

カリフォルニア州マウンテンビュー発 – 2014 年 5 月 8 日 – 仮想化およびクラウド環境向けのスマートストレージベンダーである Tintri は、本日、マルチハイパーバイザーに対応した 仮想マシンレベルでのデータ管理をサポートする業界初のストレージを発表しました。同社は、テキサス州ヒューストンの Microsoft TechEd ブース#109 で Hyper-V 対応の Tintri デモンストレーションを行います。

仮想化環境のためにゼロから設計された Tintri VMstore は、Microsoft SQL Server、Exchange、SharePoint、SAP といった多くのビジネスに不可欠なデータベース、エンタープライズアプリケーション、 仮想デスクトップ環境とプライベートクラウド環境を運用している10万以上の仮想マシンにて使われています。すでに企業の多くでは、複数のハイパーバイザーを混在して運用しており、市場調査会社IDC のレポートによると、従業員 1000 人以上の企業から回答を得られた 202 社の 59% が既に複数のハイパーバイザーを使用していることがわかりました。(※1)

Hyper-V をサポートするために、Microsoft Server Message Block (SMB) 3.0 にネイティブ対応し、Tintri の持つ FlashFirst デザインによって、非常に高速かつ高い信頼性にて Hyper-V 上で稼働するエンタープライズアプリケーションを最適化しています。Microsoft System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) および Hyper-V Manager へのネイティブ対応により、Tintri は Microsoft Hyper-V 環境でのエンタープライズアプリケーションとデスクトップを仮想化するにあたり、非常に簡略化されたストレージを提供し、仮想マシン単位での可視性と制御を提供します。

Tintri の会長権最高責任者 (CEO) の Ken Klein は以下のように述べています。「例えば SQL サーバー、Exchange、SharePoint、VDI、開発テストなどの数百もの混在したワークロードも、単一の Tintri VMstore 上で同時に実行することができます。単一の Tintri VMstore 上で、Hyper-Vと他のハイパーバイザを実行し、必要に応じてそれらの間で VM を移動できることを想像してみてください。シンプルさと透明性でアプリケーションを最適化します。ストレージ自体の管理ではなく、仮想化されたアプリケーションを管理するのです。」

Tintri は、Hyper-V 環境に次のことをもたらします。

  • ストレージのセットアップは 10 分未満で終了します。管理者は、LUN やボリュームといった複雑なストレージ設定や継続的なチューニングから開放されます。
  • 追加のストレージ・プロビジョニングすることなく、仮想マシンの規模を数千に拡張できます。
  • 瞬時に各レイヤでの総合的なエンドツーエンドのパフォーマンスボトルネックの可視化とハイパーバイザー、ネットワーク、およびストレージレベルでのパフォーマンスのホットスポットを特定します。
  • 高いパフォーマンスとスペース効率のよいスナップショットで個々の仮想マシンを保護します。
  • スペース効率のよいクローニングにより、数百単位での仮想デスクトップや開発環境のプロビジョニングを即座に実行できます。
  • グローバル重複除外と圧縮で、WAN 帯域幅の 95% を削減し、効率の良いレプリケーションを仮想マシン単位で実行できます。

IDC の リサーチディレクターある Eric Burgener 氏は以下のように述べています。「多くの企業は今日すでに複数のハイパーバイザーを展開しています。Tintri のアプローチによって、異なるアプリケーションの特定のニーズに、異なるハイパーバイザーで対応することができます。今後プライベートおよびハイブリッドクラウドに移動すると、複数のハイパーバイザー混在環境が一層増えてきます。仮想マシン単位のデータ管理機能を備えた Tintri のマルチハイパーバイザーのサポートは、コスト、性能、運用効率を最適化し、IT 組織やサービスプロバイダのための理想的なプラットフォームを提供するでしょう。」 

Microsoft の Director of Server & Tools Marketing である Chris Van Wesep 氏は以下のように述べています。
「多くの企業がサーバ仮想化技術を用いて実現することができ、効率とコスト削減を活用しているが、データセンター全体幅広い採用がしばしば従来のストレージと仮想マシンの間のミスマッチの課題になりますが、Tintri の持つ独自の 仮想マシン単位での監視とデータ管理機能を使用すると、Hyper-V 環境でのストレージ管理は大幅にを簡素化されます。」

(※1) 2014年4月 Doc#248298 IDC 「 Storage for Virtual Environments Survey 」