VM の自動化とボリュームの自動化の違い

Photo of Tomer Hagay, Director of Technical Marketing at Tintri

抽象化がどれだけ重要な要素であるか、皆さんは本当に理解していますか?ストレージがボリューム レベルで動作するのと VM レベルで動作するのでは、大きな違いがあります。先日ある企業が vRO (ボリュームを使用) に関するブログを公開していましたが、その記事にインスパイアされ、今回はティントリが実現している VM レベルの動作でどのように自動化が簡略化されるかを説明しようと思い至りました。


  • キー ポイント
  • クラウドでは、LUN レベルやボリューム レベルでタスクを実行するのは意味がない
  • ティントリには、スナップショット、レプリケーション、クローニング、QoS といった付加価値の高い VM レベルのタスクが含まれる
  • 競合他社は、データストア レベルやボリューム レベルや LUN レベルでの動作しか提供しないため、付加価値の高いワークフローを提供するのは困難 (または不可能)

ティントリのエンタープライズ クラウド プラットフォームは、VM、vDisk、コンテナー上で直接動作するため、付加価値の高いストレージ サービスを簡単に自動化し、セルフサービスで提供することができます。このことは、先日キーラン・ハーティがこちらの記事(英語)の中でご紹介したとおりです。今回は、ティントリが実現する自動化とセルフサービス機能のメリットについてさらに詳しく説明したいと思います。

クラウドにおいては、LUN レベルやボリューム レベルでタスクを実行するのは意味がありません。本当に重視すべきは、適切な精度で自動化することです。従来のストレージを採用している IT 環境では、ストレージ管理者が要件に基づいて VM の場所を手動で配置するのが一般的です。しかし、この方法はクラウドでは通用しません。なぜなら、VM はクラウド ユーザーのものであり、VM、コンテナー、アプリケーションはセルフサービスの要求に基づいて移動されることになります。「手動」はこれまでも最善の選択肢となることはありませんでしたが、全てが自動化されるクラウドにおいては、選択肢にもなり得ません。

ティントリの自動化と他社の自動化の違い

クラウドの自動化にはよくオーケストレーターが使用されます。オーケストレーターは非常に強力ですが、ワークフローは基盤インフラストラクチャの機能に依存するという側面があります。たとえば、後で例に出てくる vRealize Orchestrator (vRO) もその 1 つです。

ティントリのインフラストラクチャを基盤として自動化を適用するオーケストレーターなら、VM レベルまたは vDisk レベルでタスクを実行できるため、クラウド サービスに簡単にマッピングして、エンド ユーザーに使用してもらうことができます。付加価値の高いこれらのタスクには、データ同期、データ保護、サービス品質(QoS)といった高度な機能が含まれます。

一方、他社が提供している vRealize の自動化タスクでは、すべての動作がボリューム レベル、データストア レベル、アレイ レベルで行われ、ストレージ管理者の手が必要なタスクとなります。つまり、専門的な知識がなければ使用することはできません。

また、エンド ユーザーに提供するサービスに、これらのタスクを簡単にマッピングすることもできません。ボリューム ベースや LUN ベースのストレージで、オーケストレーターのタスクを保護ポリシーのエンドツーエンドの自動化にマッピングしようとした場合、以下のプロセスを経る必要があります。

このプロセス フローは、VM にスナップショットのスケジュールとレプリケーションを追加するという、本来であれば簡単なタスクです。しかしこの場合は、LUN またはボリュームのスケジュールが正しいかを確認するだけでなく、容量とパフォーマンスが十分であるかも確認する必要があります。十分でない場合は、新しい LUN またはボリュームを作成する必要があります。さらに、DR 側でも同様の手順を実行する必要もあります。こうした複雑なワークフローは作成や保守に手間がかかりすぎるため、クラウド サービスには通常このような高度な VM レベルの機能は含まれていません。

これに対して、ティントリでは vRO プラグインにタスクが含まれており、スナップショットのスケジュールとレプリケーションを VM そのものに適用できるため、必要以上に複雑になることはありません。ワークフローはシンプルで信頼性が高いため、セルフサービス機能に付加価値の高いストレージ サービスを含めることができます。たとえば VM を作成する場合、同期、QoS、レプリケーションの設定をユーザーが自由に指定できるように、ワークフローを簡単に作成することができます。それが、ティントリが VMware Solution Exchange で最高評価を最多数獲得 (英語) している理由だと考えられます。

他社のサービス カタログを見てみると、提供されているタスクは管理者レベルのものであり、エンド ユーザーが利用できるセルフサービス ポータルの機能ではないことは明らかです。

ストレージの自動化とセルフサービス機能の提供

ストレージの自動化とセルフサービス機能をエンタープライズ クラウドの一部として提供するにあたって主軸となるのが、以下の 3 つの特長です。他のストレージ ベンダーでもこのうち 1 つか 2 つは満たしている場合がありますが、本当の意味でインテリジェントなインフラストラクチャを活用したクラウド ストレージ サービスを実現するには、3 つ全てが必要とお考えください。


関連資料

ティントリの vRO プラグインの詳細については、以下のリンクを参照してください。

ティントリの vRealize Orchestrator 用プラグインのタスク ライブラリの紹介